合格率が高くなるカラクリ

 主に二つの理由が考えられます。

理由1.

 イギリスの大学に出願するためには、前述のUCASというシステムを通して出願する必要があり、このシステムでは、受験者は5校までしか出願が許されません。従って、みな出願校の選択に慎重になり、合格の可能性が低い大学には出願をしないという選択をする学生が多く、「ダメもと受験」が減ります。出願者の絶対数(分母)が減った結果、合格率が高くなると考えられます。

理由2.

 イギリスの名門大学はminimum entry requirements(出願への最低条件)を、極めて明確に明示しており、ケンブリッジやオックスフォードではその基準も高くなっています。例えば、後述する「APテスト○○点必須」という風に、出願資格が高いバーで設定され、しかもそれが必須、とされているのです。ゆえに、そもそも出願資格のある学生が限られてしまい、記念受験的な出願が著しく少ないのです。

 これはアメリカの名門大学と大きく異なります。アメリカでは、一つ二つの必須項目が満たされていなくても、他に長けている要素があれば、目をつぶってくれる事が往々にしてあります。そうなると、必須項目を満たしていなくても出願する生徒が増えるのですが、イギリスでは「必須」が、本当に「必須」であるため、出願者数が少なくおさまるのです。

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