【わずか1分で一陽来福】「年末年始のしきたり」クイズで邪気を払い、幸運を呼びこみ、福を招く! |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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【わずか1分で一陽来福】「年末年始のしきたり」クイズで邪気を払い、幸運を呼びこみ、福を招く!

一年の無病息災を願う年末年始のしきたり

■クイズの答え

A1 年の市(歳の市)

正月飾りなどが売られる [年の市] は、一年に稼いだ金を使って新しい年の福を呼び込む意味もある。

A2 歳暮

その年にお世話になった人に挨拶に回る[歳暮] まわりという行事が転じ、歳末の贈物の習慣となった。

A3 28日(29日は「苦」に通じ、31日に飾ると「一夜飾り」となるため)

正月飾りは[28] 日までに飾るとよい。

A4 除夜の鐘

除夜の鐘] は仏教由来と言われるが、インドにはない独特の習慣。108の煩悩を祓うとされる。

A5 茅の輪(ちのわ)

12月の晦日に行われる大祓では、神社で[ 茅の輪] をくぐって、半年間に積もった穢れを祓う。

A6 お屠蘇

お屠蘇] は悪気を屠(ほふ)り、死者を蘇らせる薬とも言われる。酒に弱い人も、邪を祓う意味でいただきたい。

A7 回文(逆から読んでも同じ音になる文

よい初夢を見るためには、枕の下に宝船に乗った七福神に[ 回文] を書き加えた絵を入れると良い。
(例)なかきよの、とおのねふりの、みなめさめ、なみのりふねの、おとのよきかな(長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船の 音の良きかな)

A8 ムクロジ(無患子)

羽根つきは、羽子板で [ムクロジ] の実に羽をつけたものを打ち合うゲーム。邪気を祓うためのまじないの意味も持っていた。

 

 

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田中 治郎

たなか じろう

1946年、宮城県生まれ。横浜市立大学卒業後、出版社に勤務。現在は仏教書やエッセイなどの執筆にあたる。著書に『面白いほどよくわかる日本の宗教』『くじけない心をつくる禅の言葉』(以上、日本文芸社)など多数。


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