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「風邪が家族全員にうつる家」が危ない理由

「病気にならない家」6つのルール③

子どもがひとり風邪を引くと、他の兄弟たちにあっという間にうつってしまう。また、お母さんの調子の悪さがすぐ子どもたちにうつってしまう。そんなご家庭はないでしょうか。じつは、からだの不調の原因は「家」にあることが多いのです。『「病気にならない家」6つのルール』から、ひも解いてみましょう。

ひとりが風邪を引くと家族全員にうつる家は危ない!

 

 家族の誰かひとりが「コホン、コホン」と咳をし出すと、ひとり、またひとりと風邪がうつっていって、結局、家族全員がダウン……ありがちな光景です。
 しかし実は、これも換気不足で起こる現象のひとつ。

「1回の咳で約10万個のウイルスが2メートル飛ぶ」「1回のくしゃみで約100万個のウイルスがばらまかれる」と言われます。そのまま風邪やインフルエンザのウイルスが室内を舞っていたら?住んでいる人全員が感染してしまうのも時間の問題です。

 そうならないためには、マスクなどでウイルスの飛散を防ぐと同時に、換気をしてウイルスを外に逃がし、部屋のなかに新鮮な空気を取り入れなければいけません。

 
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上郡 清政

兵庫県丹波市柏原町在住。中学2年生の時、台風により自宅が倒壊。その脆さと移った仮設住宅の寒さから家に興味を持つ。一人でヨーロッパ諸国、東南アジア諸国の家を見て回り、日本の住環境に危機感を覚え、家づくりの業界に参入を決意。病気になりにくい家の方法論を確立しその家づくりに精進する。


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「病気にならない家」6つのルール
  • 上郡清政
  • 2017.10.20