▼家の断熱性能が低いと、血圧が高くなる

 たとえば血圧と室温の関係。

 オムロンヘルスケア株式会社と慶應義塾大学理工学部(伊香賀俊治教授)、自治医科大学循環器内科学部門(苅尾七臣教授)、OMソーラー株式会社は、室温が血圧に与える影響について共同研究を行いました。

 そのなかで、断熱性能が高い家と低い家では、住民(50歳以上)の血圧にどのような差があるのを調査しています。その結果、断熱性能の低い住宅の住民の場合は、最高血圧の平均が128.8mmHgであったのに対し、断熱性能の高い住宅の場合は、121.0mmHgと低くなっていたそうです。

 また、床から1.1mの室温が20℃の場合、最高血圧の平均が127mmHgであったのに対し、室温が10℃にまで下がると、最高血圧の平均は132mmHgになり、血圧が5mmHg上昇することもわかりました。

 このことから、断熱性能が低く、冬、寒い家は、高血圧になりやすいということが予測できるのです。

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