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「鬼滅の刃」登場人物のほとんどの名字は実在している!

珍名さん万歳(45)

■11月3日は「文化の日」だが、実は「まんがの日」でもある

 2002年(平成14年)に、日本漫画家協会と出版社5社が制定した記念日である。 11月3日としたのは、有名な漫画家手塚治虫の誕生日であることと、漫画を文化として認知してもらうために「文化の日」である11月3日にしたとされる。漫画という言葉は明治時代以降に使われるようになったことばなので、「漫画」という名字は存在していない。近年の漫画ブームは凄まじく、特に日本の漫画は世界にも注目されている。最近、「鬼滅の刃」のブームは凄まじいものである。漫画がアニメ化されたことでブームとなり、今や映画にもなっている。

 ところで、「鬼滅の刃」の作者がどのようなことを考えて登場人物の名前を考えたのか疑問に思う。実は、登場人物のほとんどの名字が実在している。竈門(かまど)や我妻(あがつま)・伊黒(いぐろ)・冨岡(とみおか)・真菰(まこも)・不死川(しなずがわ)・甘露寺(かんろじ)・栗花落(つゆり)などである。しかも、竈門は全国1軒、不死川は全国2軒、真菰は全国4軒、甘露寺は全国5軒、栗花落は全国8軒と少なく、読み方も難しいこのような珍しい名字を知っていたことに驚く。このような名字が「鬼滅の刃」の人気を後押ししているのかも知れない。作者の吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)というペンネームも凄い。作者の別作には「文殊史郎兄弟」があり、「文殊四郎(もんじゅしろう)」という名字も存在している。もしかすると、作者自身が名字の研究者なのかも知れない。

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高信 幸男

たかのぶ ゆきお

名字研究家



1956年、茨城県大子町生まれ。高校の時から名字研究を始め、全国を旅しながら名字の由来やエピソード等を取材している。主な著書に『難読希姓辞典』『名字歳時記』『珍名さん』など。日本家系図学会員、茨城民族学会員、日本作家クラブ会員。


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