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いままでの経験と生き方に、人生のヒントがある!

『ガラスの天井のひらきかた』②

男女雇用機会均等法が成立してはや30年以上。女性活躍推進法が成立してちょうど2年。あなたが一生懸命頑張れば頑張るほど、なぜか水を差す残念な人達。友人、恋人、夫、家族、親戚、仕事関係。あなたの成長を喜ばない人も、わずかながらいるものです。フェミズム新時代をどう生きるか。ベストセラー作家いつかが直伝!絶賛発売中の『ガラスの天井のひらきかた あなたの成長を喜ばない人たちへの処方箋』より厳選して送る珠玉のエッセイ!

女性が働くということ

 一般的に、「よく働く」ということを表現する時には「ハ?リハ?リやっている」と言いますか?、女性か?そうすると「カ?ツカ?ツしている」となるから奇妙て?す。

 昔から、何となく適当に働いてきたのて?、「ハ?リハ?リ」には無縁た?った私。

 て?すか?フ?ロの作家になって、売れないと次はなく、残念な結果は出したくないのて?、今まて?人生て?表にあまり出さなかった、本気度をアッフ?してみました。

 頑張るほと?応援者も増えますか?、その陰て?、「あの、派手て?押し出しの強い、狙った獲物は逃か?さない黒豹みたいな人!」(私は、アニマルか!)「女性なのに、わりとものをはっきり言う人。苦手なタイフ?」(し?ゃあ、私を囲んて?いろいろ質問しないて?くた?さいよ)なと?の悪口も耳にします。

 そもそも、たた?黙っているた?けて?、男は「威厳か?ある」と見られますか?、女は「鼻持ちならない」と言われてしまうのも解せません。

 後輩の女性作家か?、作品のフ?ロモーションに奔走していると、

「また?足りないの? そこまて?やらなきゃいけないの?」と呆れられたそうて?す。

「そんなに大変なら、結婚して、誰かに食へ?させてもらえは??」 

 男には決して言わないセリフて?す。

モデル:河村友歌(C)g.O.R.i

 私と同い年のあるトッフ?アイト?ルも、「夢を売るのも大変よ」と、ホ?ーッと遠い目をしなか?ら、楽屋て?煙草をふかしていました。

「売れるまて?か?一苦労なのよ。いろいろやらなきゃ。売れたら楽た?けと?ね。それまて?か?ね」と、さは?けたこ?意見、同感て?こ?さ?います!

 小池百合子さんか?東京都知事に就任される前に、「『嫉妬』という字は、女偏て?しょう。しかし、永田町の男たちを見ると、男性議員の方か?はるかに嫉妬深いわよ。これからは男偏に変えるへ?きね」とおっしゃったとか。

 小池知事と言えは?、2016年に行われたリオ五輪の閉会式に、色留袖の三つ紋という正装て?、雨の中、五輪旗を振られていた姿に感動しました。

 女性は装いによってランクか?上か?るもの。日本人女性の大和魂を見たように思います。

 また、旅か?私を育てたと言っても過言て?はないくらい、世界中て?素晴らしい出逢いや、役に立つ経験をしてきました。日頃の生活て?も応用て?きることはたくさんあり、何こ?ともその場て?解決する癖か?つきました。

 あとて?スマホ相手に、ふ?ちふ?ちクレームをつふ?やくのは間違いて?、重要案件は後回しにしない習慣をつけることか?、危機管理やトラフ?ル回避に繋か?るのて?す。

  仕事て?も、厄介事をスタッフか?後回しにしようとすると、

「これは、いますく?やって!」

 と、トラフ?ルほと?早く手を打つよう指示します。

 大事な案件は人任せにしない(人を介すと、無責任なのて?結構手を抜かれるものて?す)、相手の話を鵜呑みにせす?、想定内、想定外、上中下と、最高から最悪のハ?ター ンまて?予測するという癖をつける。

 あの手か?駄目ならこの手と、同格の代案をすく?に用意て?きるかと?うかて?、その後の運命か?変わります。

 作家になった年には、アフリカをひとりて?旅しました。

 サファリをシ?ーフ?て?駆け抜け、ヒ?クトリア・フォールス?の瀑布に圧倒された、約1週間の旅て?した。

 しは?らくは人恋しくて、孤独て?辛くてたまらなかったのて?すか?、やか?てそれを乗り越えと、寂しさは薄れ、歓喜の世界か?訪れたのて?す。

 今後、自分か?何をすへ?きか、すへ?きて?はないかか?自然とわかってきて、つまらな い〝とらわれ〟か?なくなり、『私は生かされている』という感謝の気持ちか?自然と 沸き上か?ってきました。

 これそ?、〝自分探し〟ならぬ〝自分忘れ〟の旅。

 離婚して、いろいろあったけれと?、心に囚われす?、自分を解放し、無心になれた旅て?した。

 自分を解放すると、開け放った場所に新しい風か?吹き込んて?きます。

 あれ以来、人恋しさの果てにある、『強さ』と『不動の孤独』を勝ち得たように 思います。

 世界には、様々な生き方か?溢れています。

 また、15年来の知り合いて?、今は毎年、年賀状た?けのおつきあいて?すか?、京都に行く度にお会いする、Yさんという女性か?いらっしゃいます。

 会社を立ち上け?て 年、第一線て?活躍中て?、365日中、初詣のための元旦しか休みを取らす?、平日はオフィスの近くのマンションに泊まり込み、深夜12時まて?働いておられる、御年85歳のスーハ?ーワンタ?ーウーマンて?す。

 背筋か?ヒ?ッとのひ?て声に張りか?あり、30歳以上年下の私より、明らかにお元気なこ?様子て?、多くの人々の相談事を、タタタタン! と解決していかれます。お会い すると、『気にしないて?気にかける』なと?、いつもためになるアト?ハ?イスや、格言、 健康法等を教えてくた?さいます。

 本書を書くにあたり、「Yさんの時代はまた?亭主関白や大和撫子か?残っていたと思うのて?すか?、いまて?言う、セクハラやハ?ワハラはありましたか?」と伺うと、驚きのお答えか?。なんとYさん、1950年代に、すて?にキャリア・ウーマンの 魁(さきがけ)た?っ たのて?す。

 周囲から『神童』と呼は?れるほと?優秀た?ったYさんは、家か?貧しかったため、高校を卒業してすく?、 16歳て?一流企業に就職しました。当時は高校に進学する女性は半数以下の時代て?した。ちなみに女子大生ともなれは?かなり希少て?、やっと都心て?姿を見かけるようになった程度の頃て?す。

 才色兼備た?ったYさんは、たちまち社内の男性陣から狙われ、入社して半年て?、 101通ものラフ?レターを貰いました。それらはYさんの上司か?管理しており、 「5人の男か?競争して出し合うとるから乗ったらあかん。君は読まなくていい。明日映画に行って、お茶も飲ます?に帰って来い。たいした男はおらんけと?な」

  と言われてそのようにし、Yさんに気になる男か?いないとわかると、2カ月後、全員か?地方の工場に飛は?されました。

 上司か?父親代わりとなって、『預かった娘さんは結婚するまて?傷物にしない』という責任を持つ。それか?昭和40年代のあるへ?き姿て?した。

 その後、経理の資格を持っていたYさんは、会社初の女性係長となり、結婚、出産を経ても会社を辞めないて?くれと懇願され、会社か?Yさんのために育児ルームを作って産休明けの準備をしてくれたのた?とか。

 当時、大卒男性の初任給か?13800円た?った頃、Yさんの月給は30000円。

 その中から10000円を、育児ルームのヘ?ヒ?ーシッターに支払っていました。

 Yさんいわく、「女性ゆえの不自由さを感し?たことはない」と。突き抜けて優秀なYさんには、最初からカ?ラスの天井はなかったというわけて?す。

 その後、会社を辞めて起業するまて?の経緯か?またふるっているのて?すか?、本書の テーマから外れてしまうのて?割愛させていたた?くとして、85歳て?50代の内臓を持っていると診断された、Yさんの健康の秘訣を伺ってみると、「健康て?あることは愛嬌か?あること」た?と前置きされ、

1.五臓六腑を意識して、内臓か?喜ふ?ものを摂取する(朝はニンシ?ン+リンコ?シ?ュース。食事は1日一回。ワカメ、ちりめんし?ゃこ、ほうれん草といった粗食を腹八分目にし、10日に一回は肉や鰻や鮪といった高タンハ?クを摂取。合間に酢、 牛乳、漢方薬とお酒を少々)。

2.規則正しいタイムスケシ?ュールて?動く(睡眠時間は4時間。2時に寝て6時に起きる。就寝前に1時間の風呂と足のマッサーシ?)。

3.真面目な心か?けを失わす?、怠惰に過こ?さないこと。

4.挨拶や態度を明るくし、陽の気を入れること。

5.あらゆる場所に顔を出し、経験を積むこと。たくさん苦労すると、脳か?生き方を覚える。

6.仕事に楽なし。苦労するから楽しい。て?きると思って運を作ること。働くことか?人間を成長させる。苦労に逃け?す?、明るく対処し、 %の力て?精一杯努力する。

と教えてくた?さいました。

 夫婦円満の秘訣についても尋ねてみると、「男は勝手、女はわか?まま。夫婦はしょせん、狐と狸の化かし合いや。男性は嘘つきやから、女性は嘘に乗せられたフリをして操れは?ええ。あいつか?いてくれて助かった、と思われるのか?女房の使命」なのた?とか。

「と?れた?け頑張ろうか?賢かろうか?、しょせん女は女や。力て?は勝たれへんのやから、 知恵て?勝つこと(口て?はなく)。知恵は使えは?使うほと?使い得て?、男か?怒ってるな、と思ったら愛想良くしてねき?らえは?ええ。男は単純やから、機嫌よう働いてもらってなんほ?」なのた?そうて?す。

 またYさんは、フシ?テレヒ?の『スカッとシ?ャハ?ン』の笹野高史演し?るスカッとは?あちゃんのように、街て?困っている人や怒っている人に遭遇すると、先頭に立って助け、なた?めにかかられます。

 乱暴者にも果敢に立ち向かって行かれるのて?、怖くはないのて?すか? と尋ねると、

「貧乏な時代を通過してんのと、場数を踏んて?るから、この世に怖い物はない。自分の周りに相手か?逆らえん、踏み込まれへんような壁か?て?きるんや。誰も逆らわん。みんな助かり、感謝される。年寄りの役目ってこれやと思うねん。そやから、こ?意見番として長生きせなあかん。それと、掃除か?上手く?らいしか、年寄りは取り柄か?ないからな」

 と豪快に笑われました。

将(おく)ラス?(過き?去ったことを悔やます?)

迎エス?(先のことをあれこれ取り越し苦労しない)

応シ?テ(その時に応し?て適切な処置をとっていく)

而(しか)シテ(現実に最善を尽くして心に何も止めない)

蔵(おさ)メス?(つまり爽快に忘れるということて?す)

……という、中国の戦国時代の宗の思想家・荘子の言葉を心構えとして、心身の健康を保っているのた?とか。

 何か困った時には最も頼りになり、敬愛するスーハ?ーワンタ?ーウーマンて?す。

 

ガラスの天井のひらきかた あなたの成長を喜ばない人たちへの処方箋』より抜粋 

 

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いつか

いつか

東京生まれ。著書は『わたし幸せじゃないの?』(経済界)、

『一流のサービスを受ける人になる方法』(日本経済新聞出版社)、恋愛・結婚についてのエッセーや自己啓発書、

ビジネス書など電子書籍を含め50冊を超える。世界50カ国以上を訪問し、各国各界に多彩な人脈を持つ。

「角川いつか」として上梓した著書は多数。ベストセラーとなった『成功する男はみな、非情である。』

(PHP研究所/だいわ文庫)『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』(PHP研究所)はアジア各国で翻訳された。

オフィシャルサイト http://www.itsuka-k.com


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  • いつか
  • 2017.08.19