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女子にやって欲しいNO.1筋トレ

女子40歳からの、身体美人化計画 第27回(最終回)


女性の永遠のテーマである「若々しさ、美しさ」を、流行に翻弄されずに確実に自分のものにするにはどうしたら良いのでしょうか? この連載では、本質的に健やかで美しい女性であるための方法を、パーソナルトレーナーの三雅さんが、妙齢女子の体と心の在り方から見つめていきます。大好物のコラーゲンや女性ホルモンとの付き合い方などに触れながら、華麗に加齢に抵抗する術を授けます。


■自家発電できる女になれ

 とっくに残暑の季節に入っているはずなのに未だに真夏のようで、どうしちゃったんだ地球! という感じですよね。いかがお過ごしでしょうか。よりによって今年はこの暑さの中でもマスクをせねばならず、心身ともにぐったり、そろそろ夏にうんざり、コロナもうんざり、疲れもたまってきます。しかも外の暑さと切る暇のない冷房が効いた室内の温度差は、女子の体には過酷すぎ。それでも私たちは元気でいるしかなく、そうであるなら強くなるしかありません。健康とは強いということ、負けないということです。

 かつては「強い」という言葉は、女子にとってあまり良い印象がありませんでした。可愛げがない、怖い、引いてしまう、そんな感じです。でも今は違います。女子は強くなってください。それは健康であり、美しさ、優しさです。

 そんな美しい強さを持つ女子になるために、これだけはやって欲しい筋トレがあります。女子にやって欲しいNO.1筋トレ、それは『正しい腹筋』。
 筋トレは数え切れないほど種類があるので、好きな人は好きなだけやればいいです。でもそうじゃない人は、他の全ての筋トレを捨てたとしても、これだけはやるものなのだ、そう諦めて欲しいくらいに、重要な筋肉を育て、女子の体を良くする筋トレなのです。

 まずは知ってください。女子の体を良くするには「女子の神4」を揃えていく必要があります。

『女子の神4』
①お腹の中を温かくする
②内臓を引き上げる
③骨盤を柔らかくする
④自律神経を良くする

 女子の皆さん、女性としての自分の体を良くするためには、この4つをやるんですよ。子宮や卵巣、生理が良くなります。そしてこの神4のうちの3つに、女子にやって欲しいNO.1筋トレ『正しい腹筋』が関わります。

神4①お腹の中を温かくする
子宮卵巣を含めた内臓を温かくすること。生理痛、子宮筋腫を作ってしまった主な原因はお腹の中の冷えです。他の子宮卵巣疾患の症状を強くしているのも冷えです。だから元気で良い婦人科であるためにはお腹の中が温かいことが必須で、しかも「自家発電できる女になること」が大事。
鍛えられていつも使っている筋肉は熱を発します。だから内臓を取り囲んで、内臓と密着している一番深い腹筋を鍛えると、常にアツアツと自家発電して、お腹の中がいつも温かい人になります。

神4②内臓を引き上げる
内臓を引き上げて下垂させない。内臓が下垂すると女子の体は悪くなります。ただでさえ、こぶし大サイズ程しかない子宮の上に、何メートルもの腸や他の内臓が重たく乗っかれば、当然、小さな子宮卵巣は苦しく、血流が悪くなり冷えて硬くなります。でも残念なことに多くの女子の内臓は、骨盤の傾きが悪かったり、腹筋が弱いために下垂しています。だから内臓を押さえつけて下垂させない、深い腹筋の力が必要です。

神4③骨盤を柔らかくする
リズムに合わせた骨盤の開閉ができること。骨盤は3つのリズムに合わせて開閉をしています。ところがほとんどの女子の骨盤はカチカチなためにその開閉がうまくできず、生理や子宮卵巣、自律神経を悪くしています(詳細は第3回記事)。
骨盤をうまく開閉させるためには、まず骨盤が柔らかくあり、歪んでいてはダメで(骨盤を柔らかくして歪みも解消する方法は後述します)、そしてその歪みのない骨盤をキープする深い腹筋の力が必要です。

次のページ女子は骨盤が柔らかくなければ始まらない

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三雅(mika)

パーソナルトレーナー。10代から結膜炎、鼻炎、喘息、アトピーなどのアレルギー疾患に苦しみ、27歳の時に草津温泉にこもり湯治生活をする。自分自身を蘇らせることに全身全霊をかけ、やがてほとんど薬を使うことなく全てのアレルギー症状を克服。その後、中国政府認可の国際中医薬膳師やピラティスインストラクターなどの資格を取り、現在は通うのは月1回で良いオリジナルメソッドのトレーニング指導を行っている。



http://gracehouse-mika.com/



写真:花井智子


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