新聞や週刊誌よりすごいかも!? 書店員イチオシの“スクープ新書” |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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新聞や週刊誌よりすごいかも!? 書店員イチオシの“スクープ新書”

書店員がすすめる、思わず感動する新書!⑥

◆ついに出現した、驚きの内容とコスパの究極レシピ本

はらぺこグリズリー・著『世界一美味しい煮卵の作り方』(光文社新書)

世界一美味しい煮卵の作り方』はらぺこグリズリー・著(光文社新書)

 人気レシピブログを運営する著者が行き着いた哲学は「適当で楽で安く」「でも美味しい料理」こそ、本当に必要な料理ということ。多くの主婦から支持されるブロガーによる、「適量」や「少々」という表記を一切排除した究極の料理本。

☆推薦人:三省堂池袋店 金澤さん

「初めて読んだとき、『ついにこういう新書が現れたか』という感じがしました。すべてのレシピがものすごくシンプルで、読んだらすぐに作りたくなります。タイトルにもなっている煮玉子の作り方なんて、一度読んだら本を見返すことなく作れてしまうと思います。それくらい簡単。なので、今まであった料理やレシピの新書とは、まるで違います。それでいて、料理研究家の方が書いているエッセイともまた違う趣向になっているので、一般的な料理本だと思っていたら、ちょっと驚くかもしれません。900円でこの内容は、かなりのコスパの良さですね。個人的には、一般的なレシピ本としてではなく、なぜ新書で出版したのだろうという疑問は残りますが、すごく売れている一冊です」
 

◆対話のスタートから違う男女、女性の機嫌の直し方とは?

黒川伊保子・著『女の機嫌の直し方』(集英社インターナショナル新書)

女の機嫌の直し方』黒川伊保子・著(集英社インターナショナル新書)

 男にとって女の不機嫌ほど理不尽なものはない。人工知能(AI)の研究者が、脳科学やAIの知見から「男性脳」と「女性脳」の違いを解き明かす。女性の機嫌についてどうフォローするべきか? 『実用書』としても役に立つ一冊!?

☆推薦人:旭屋書店なんばCITY店 北川英樹さん​

「私は男ですが、これまで『女心と秋の空』という状況を度々感じてきました。その女性の機嫌を“直せる”というタイトルに惹きつけられ、本書を手に取りました。著者は、AI研究に携わっている方で、その人口知能を精査するうえで、男性と女性の考え方の差がハッキリわかったと言います。それをまとめ上げたものが本書です。答えを急ぐ男性に対し、発端から話していく女性。対話のスタートから、すでに違うんです。獲物を狩るため遠くを見てきた男性と、子育てという身近な変化を逃さず視てきた女性は、そもそもの考え方が異なるなど、引きこまれる内容です。では、気になる女性の機嫌の直し方とは? 本書をご覧になり、実感してください」
 

 新書はものごとの本質をわかりやすく解き明かすだけではない。ときには、知られざる驚きの事実を明らかにしてくれることもあるのだ。もし気になった本があれば、ぜひ手に取り、新たな知識をチャージしてほしい。

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