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北海道でアートの旅 その1

札幌グランドホテルのギャラリーは世代を越えた交流の場です。

札幌グランドホテルで五十嵐威暢(いがらしたけのぶ)先生の
「記憶のかたち展」が7月22日まで開催中です。
多摩美術大学の学長も務められる
アーティストの五十嵐先生とは、町づくり人取材からのご縁。
イベントが開かれるホテルのギャラリーは昨年誕生したもので、
世界のアーティストによる展覧会はもちろん、
今後は様々なイベントが行われます。

五十嵐先生による札幌駅の時計デザイン

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテルは今年80周年を迎えたそうですが、
「老舗の宿命か若者離れがおきている(関係者談)」
と聞きました。
ホテルが世代を超えても交流空間であり続けるように、
こういったギャラリーなどの「場」をつくることで
若者や旅行者でも足を運びやすい所にしたい、
という願いを感じました。
ぜひこの機会にホテルに遊びに行ってみてください! 
札幌市時計台すぐにあります。

「記憶のかたち展」の作品より

 

 

 

 

 

 

下記はのかたの連載記事より抜粋。
先生の葉山のアトリエと故郷である
北海道滝川市&新十津川町(かぜのび 風の美術館)
を取材したのは随分前ですが、アートを思う時、
今も頭にこのメッセージが浮かんできます。

>>>>
「『アートで町づくり』」と簡単に言う人がいるけれど、
本当は『アートで人づくり』だと思います。
豊かなものに触れることで、正しい目、考え、
センスが生まれます。
アートって、そこに関わる人を差別しない。
国籍も性別も職業も関係ない。みんなのもの。
すべての人に楽しさや元気、ヒントをもたらしてくれる。
アートと人との関係を、僕はふるさとに残していきたい。」

交流の場として再生された大正時代築の「太郎吉蔵」(滝川市)

 

 

 

 

 

 

 

記憶のかたち展>>
http://www.grand1934.com/gallery/art/igarashi_201405.html

かぜのび 風の美術館>>
http://www.kazenobi.org/artwork/kazenobi/#content

札幌市時計台。北海道開拓のシンボル「五稜星」が印象的

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のかた あきこ

のかた あきこ

福岡県福岡市出身。旅ジャーナリスト、フリーライター&編集者、温泉ソムリエ、まちづくり案内人。早稲田大学卒。旅行読売出版社編集部を経て2002年独立。旅と温泉に詳しく、宿本"旅美人SPECIAL"では編集長を務め温泉旅館に関する書籍を多数製作。その他、木楽舎『ソトコト』温泉日和連載。テレビ東京「ソロモン流」などでも紹介。本誌でも『一個人』×星野リゾート「大人の休息旅」を連載中。「まちづくり会議2011&2012」では全国からパネラーを集め、まちづくり人案内人を務めた。公式サイト「のかたあきこオフィシャルサイト」(http://nokainu.com)


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