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都議選直前!小池百合子都知事の内面を歌いあげる
三沢カヅチカが「豊洲の女」で衝撃歌手デビュー

虚飾にまみれた小池百合子都知事の仮面の裏とは…

適菜 小池は怪しげなカタカナ英語が好きなんですよ。ダイバーシティ、ブルーオーシャン、スプリングボード、ワイズ・スペンディング……。深い意味はないと思いますが。

三沢 昔、クールビズというのもありましたね。

適菜 要するに、カタカナ言葉で世の中の空気をつかみ、動いてきた女が、あるとき自分がからっぽであることに気づくわけです。それを歌詞にしたんですね。仕事で小池の過去の本や発言を調べる機会があったのですが、ほとんど政治的主張や意見と呼べるようなものはない。女性はもっと活躍したほうがいいとか、反論しようのないことを書いてる。結局、小池はおいしそうなところをつまみ食いしてきた品のないおばさんなんですよ。

「豊洲の女」と小池百合子

適菜 小池の一番の強みは、何もないことです。中心が空虚であると。

三沢 関西には橋下徹みたいなやつがウワーっとおるんですけど、小池はよくわからないんです。

適菜 橋下も空気に乗っかって動いてきましたが、根本的なところに社会や伝統、制度に対する悪意があります。「能や狂言が好きな人は変質者」という言葉からもわかるように、伝統文化や日本的なものに対する嫌悪感を隠そうともしない。逆にその部分がブレーキになっている。でも小池は悪意すらないので、担がれたときに危ないと直感したんです。

三沢 適菜さんは「豊洲の女」とカップリング曲の「逆賊ブルース」を1時間くらいで書かれたそうですが。

適菜 曲のイメージを某鮨屋で藤井さんに伝えて、その後に多城さんがピアノを弾いている銀座の店に行きました。そこで藤井さんに多城さんを紹介していただいた。3時くらいに家に戻ってきて、朝からラジオ出演だったので、その合間に2曲書いたんです。

三沢 それなのに、きちんと韻も踏まれています。「見切り発車のリンドバーグ 着地できない女の涙」。着地できないのは豊洲問題そのものですね。

適菜 そうそう。最初から着地点がないんです。市場移転について賛否を示さないのも、賛成したら反対票が、反対したら賛成票が逃げるからですね。でも、こうした態度がメディアに批判されるようになったら、今度は、都知事選前に方向を示すなどと言い出した。

三沢 僕ら関西の人間から見ても、豊洲の市場のことは本当に大変だろうなと心配になります。着地できなかったらどうするのでしょうか?

適菜 それこそ、「おい、小池!」ですよ。

 

 

《「豊洲の女」プロモーション動画はこちら》

ニコニコ動画  http://www.nicovideo.jp/watch/sm31403961 

youtube  https://www.youtube.com/watch?v=XBlUEeTdHTk 

 

(対談者プロフィール)

歌手:三沢カヅチカ

年齢不詳。ブルースシンガー。関西の某一流企業のサラリーマン。アフター5で、関西のライブハウスなどでブルースのボーカルをやってきた。ギターでバンドに参加することもある(その場合は、別の芸名SATOでギターを弾いている)。藤井聡京大教授とは音楽仲間。今回、藤井からの声かけで、三沢カヅチカとしてデビューすることになった。

 

作詞家:適菜 収(てきな・おさむ)

1975年山梨県生まれ。作詞家。哲学者。ニーチェの代表作『アンチ・クリスト』を現代語訳にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』(以上、講談社+α新書)、『日本をダメにしたB層の研究』(講談社+α文庫)、『日本を救うC層の研究』(講談社)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、『なぜ世界は不幸になったのか』(角川春樹事務所)、『死ぬ前に後悔しない読書術』、『安倍でもわかる政治思想入門』『安倍でもわかる保守思想入門』(以上、KKベストセラーズ)、中川淳一郎との共著『博愛のすすめ』(講談社)など多数。

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