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吉田松陰もその才を認めた「時代を読むカリスマ」・井伊直弼

歴史上の人物を四柱推命で鑑定! 第16回 ~井伊直弼~

井伊直弼(画像/国会図書館)

 今回の鑑定結果で、最も特徴的な部分は、「食神」+「病」の組み合わせを2つ持ち合わせているということである。エネルギーがそれほど強いわけではなく、リーダーシップを発揮できる「自立心」の星を持っているわけでもない直弼を支えたのは、カリスマ性であったのだと思う。先に「時代を読むカリスマ」だったのでは?と触れたが、現代に生きている私は、直弼の辞世の句、国を思う心が理解できる。当時独断で日米修好通商条約を結び、現代なお影響力のある吉田松陰、橋本左内、梅田雲浜らを安政の大獄で捕えたことでどうしても悪いイメージが付きまとう井伊直弼であるが、吉田松陰も認めていたというその才は現代になってやっと「匂ひける」のではないだろうか。

■四柱推命とは?
古代中国で生まれた「過去、現在、未来」を予見する運命学のひとつで、陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)をもとに、人が生まれながらにして持っている性格、能力、素質を理解し、その人の努力や経験で変わる後天的な運命までも予測することができる。
具体的には、生まれた日(生まれた年・月・日・時間)をもとに命式表(めいしきひょう)を作成し占っていく。なお、ここでは生まれた時間は鑑定に含めていない。
「国史大辞典」に記載されている生年月日を、「和洋暦換算事典」を用いてグレゴリオ暦に換算し鑑定している。
■用語説明
日柱の干支:その人の本質を表す重要な部分
主星(しゅせい):月柱の蔵干通変星で、その人を表す最も重要な星。主に仕事運を表す。
自星(じせい):日柱の蔵干通変星で、その人のプライベートな部分の性格を表す重要な星。

【参考文献】
「井伊直弼と開国150周年祭」http://www.hikone-150th.jp/naosuke/learn/whats/
「心を打つ美しい日本語」http://www5f.biglobe.ne.jp/syake-assi/newpage201.html

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妃萃(本名:油川さゆり)

ひすい

青森県八戸市出身。慶應義塾大学 社会学研究科 教育学専攻 修士課程修了、同研究科 同専攻 後期博士課程在学中。2013年鳥海流・鳥海伯萃より四柱推命の指南を受ける。これまで500人以上を鑑定。多数の弟子を輩出。

元放送局報道記者。フリーアナウンサーとして、BS11の番組にレギュラー出演しているほか、ナレーターや司会として活動中。日本の歴史、伝統芸能を伝えるため、歴史勉強会、その他イベントを主宰。自身も大和言葉、辞世の句、武田氏と油川氏等について講演活動を行う。合同会社真己、共同代表。また、2016年6月から「カミムスヒ」というソングユニットで歌手活動を開始。手話検定3級、ホームヘルパー、視覚障害者ガイドヘルパーの資格を持ち、社会福祉活動に積極的に携わる。


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