大宮発「スカイツリートレイン」のお名残り乗車
4月16日運転終了、最初で最後の乗車レポート
スカイツリートレインの車内から見た東京スカイツリー
北千住を出ると複々線区間は終わる。ここからはカーブの多い複線区間なので、再びスピードを落として走る。この先のハイライトは断然車窓から見えるスカイツリーだ。スカイツリートレインというくらいだから、何としてもバッチリ車内からスカイツリーの写真を撮りたいものだ。とはいえ、なかなかタイミングが難しい。住宅が密集した下町は、マンションやビルが線路際まで建っていて視界の妨げになる。撮影に夢中になっているうちに、スカイツリーはどんどん大きくなり、曳舟を出ると近すぎて見えなくなってしまう。この電車の本来の目的地であるとうきょうスカイツリー駅では案外降りる人はあまりいなかった。鉄道ファンは完全乗車をしたがるので皆浅草まで乗り通すのだ。
隅田川が近付き、右手を振り返ると再びスカイツリーが車内から見えてきた。電車はゆっくりと隅田川の鉄橋を渡り、渡りきらないうちに左へ大きくカーブすると、そこは終点浅草駅だった。
スカイツリーの足元を鬼怒川温泉へ向かうスカイツリートレイン
浅草に到着後、せっかくなので普通電車に乗り換えて一駅戻りスカイツリーへ。駅のはずれの小さな車両基地には、いつのまにか浅草駅から回送されてきたスカイツリートレインが停まっていた。しばらくすると浅草駅へ戻り、今度は鬼怒川温泉行きのスカイツリートレイン1号となって旅立って行った。もう気楽に乗れないのかなと寂しい気分で電車を見送った。
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