【ひとつの建物を複数に見せる、ディズニーシーのデザインの妙技】 | BEST T!MESコラム

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ひとつの建物を複数に見せる、ディズニーシーのデザインの妙技

人気ディズニーブロガーとディズニーシーに行ったら、想像を超える感動体験が待っていた【景色編】

◆海沿いにある街灯に注目

 ミラコスタの下を通り抜けたどりついたのは、ハーバーショーのメインステージになることも多いミッキー広場。プロメテウス火山と海、美しい建物が目の前に広がってきます。

みっこ 海に向かって右手の方向に歩いていくと、レストラン「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」があります。レストラン脇の花壇の花は季節ごとに変わるので、華やかな景色を楽しめる場所ですね。今日は菜の花が植えられていますが、少し前に来たときはチューリップでした。それから、耳をすませると鳥の声が聞こえてきますが、本物ではなくBGM。スピーカーも景色にとけこむように目立たない場所にあります。

――実際、どれがスピーカーなのかまったくわかりません。

みっこ とくにシーでは空間にとけこませる配慮は徹底されているのでほとんどわからないと思います。ちなみに「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」はピザやパスタが食べられるレストランですが、裏庭では本物のハーブが栽培されています。それから、近くのブドウ畑では秋になるとブドウの実がなっているのを見られることもあります。このレストランの主人公である「ザンビーニ家」がワインを作り続けているという設定があるためですが、ひとつのレストランにそんな物語があって、周りの風景にまで反映させているのもおもしろいですよね。レストランの裏側にはワインの樽が置かれていますし、ワインはレストランで実際に注文できます。メニューには書かれていませんが、「サンビーニ家」の兄弟のラベルが貼られたボトルワインもあります。

――ただの食事場所ではなくレストランもシーの物語の一部になっているんですね。

みっこ シーのほとんどのレストランやショップの店名には、ディズニーキャラクターや「姿を見せない人物」の名前がつけられています。あるお店で見かけた名前が、別のお店に置かれている小包の宛先になっている……など、小物を細かく見ていくとつながりを感じさせる演出がたくさんあって、ストーリーを想像して楽しめるのもシーの魅力ですね。

――この港町(メディテレーニアンハーバー)の見どころがほかにもあれば、教えてください。

みっこ 海の周りを囲むように置かれている街灯は、イタリアの街灯メーカー「NERI」製のものです。雰囲気を出すためには作り物でも充分なはずなのに、本場のメーカーが作った「本物」を使うというこだわりぶり。しかも、街灯に付いている「NERI」のロゴは海側や橋の外側など、ゲストの目に触れにくい方向を向くように置かれています。

――派手なアトラクションやショーに目が行きがちですが、細かなところにまで設定や物語が凝縮されていますね。ありがとうございました。

【明日3月18日(土)20時は、人気ブロガー・みっこさんと行くディズニーシー体験レポート[アトラクション編]を配信予定!】

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みっこ

年間パスポートで東京ディズニーリゾートに通うこと、十数年。細かな雑学等を紹介するブログを14年間書き続け、これまでに約4600のブログ記事を執筆。ディズニーホテルとオフィシャルホテルへの70回以上の宿泊経験も活かしながら、WEBライタ-としても活躍中。パークの細かな雑学やこだわりが大好物。性別年齢不詳の天邪鬼だが、実はフツーの社会人。WEBメディア「ウレぴあ総研」や個人メディア「TDRハック」にてライターとして記事を執筆するほか、女性誌やテレビ番組への取材協力などを行う。著書に『ディズニーに行く前に知っておくと得する66の知識』(文響社)、『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』『思わず話したくなる究極のディズニー』(KKベストセラーズ)がある。

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