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今日の必死より明日のトライ。一歩を踏み出す考え方

昨日の自分にこだわらない②

この春に新入社員になる人。この春を契機に、何かにチャレンジしようとしている人。そんな人たちの背中を押すのが、中谷彰宏氏の著作だ。今回は、この春に一歩踏み出そうとする人に向けた中谷氏の著書『昨日の自分にこだわらない 一歩踏み出す5つの考え方』(KKベストセラーズ)から、背中を押される項目を選んで紹介したい。少しでもグッとくる何かがつかめれば、1ミリでもそれは成長したことになる。

君が逃げない限り、道は、逃げない。
道は、君が来るのを、待っている。

「道が見つからない」言っている人がいます。
 一歩を踏み出せないのは、一歩を踏み出す道が見つからないのです。その人は、道が向うからやって来ると思っています。または、ルーレットのように道がまわってくると思っています。
 そんなことはありません。あくまで、道は待っています。
 うまくいかない時は、道が逃げていくように感じます。逃げているのは、道の前に立っている自分自身です。相対的に道が離れていくから、道が逃げていくように見えるのです。
 道は、ずっと待っています。はじき返すことなく、来る者を受け入れています。
 あとは自分が一歩踏み出すだけです。
 自分が逃げない限りは、道が遠ざかることは決してないのです。

待たせている道に、
一歩踏み出そう。

トライとは、失敗のあと、続けることだ。
今日の必死より、明日のトライ。

 世の中には、「トライ」の言葉の定義を間違っている人がいます。トライは、むずかしそうなことにチャレンジすることではありません。やってみて、うまくいかなかった時に、やり直すことです。

「私はいつもトライしています。でも、なかなかうまくいかないんです」と言っている人は、うまくいかなかった時に、やめて次のことをしています。

 本当のトライは、結果が出なかったときに再チャレンジすることです。
再チャレンジからが、トライです。諦めてしまったら、「トライしている」とは言えません。
「私のポリシーは、いろんなことにトライすることです」と言っている人は、けっこう必死です。
 必死な人ほど、うまくいかなかった時にやめてしまいます。必死である必要は、まったくありません。淡々とすればいいのです。
 うまくいかなかったら、「次はどうしようか」と考えて、また次の日もそれにチャレンジします。これが本当のトライなのです。

今日頑張るよりは、淡々とやって、
明日またトライしよう。

撮影/為広麻里

『昨日の自分にこだわらない 一歩踏み出す5つの考え方』より構成】 

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  • 中谷 彰宏
  • 2017.02.16