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【祝!入籍】15歳の平愛梨がデビュー当時語った「将来の夢」

2017年6月号で創刊20周年を迎える『STREET JACK』。そのバックナンバーを紐解きながら、当時の若者ファッションシーンを振り返ります。

 

佐久間正英が予言していた、日本の音楽シーンの現在。

 

1999年、音楽シーンは(今振り返ると)最高潮を迎えていた。

そんな中、当時数多くの人気アーティストを手がけるヒットメーカーであったプロデューサー、故・佐久間正英氏がストリートジャック誌でシーンを総括。
以下、その一部を抜粋してお届けしたい。

 

写真を拡大 ちなみに1999年、佐久間氏が最も注目したアーティストは「宇多田ヒカル」「Dragon Ash」「Hi-STANDARD」の3組。復活したハイスタを含め、みな現在もシーンを牽引し続けている。

 

佐久間 僕の中で一番大きかったのは、やはり宇多田ヒカルの登場ですね。彼女の場合は単純に歌や声、言葉も含めて、全てが完璧なものだと思います。ガソリンスタンドで、たまたまかかってたのを初めて聴いたときはショックでした。女性R&Bっていうのが、彼女のお陰で一気に花開いたって感じですよね。

 

そして、「これからの音楽シーン」をこう予測している。

 

佐久間 日本の音楽って洋楽とはどんどんかけ離れた方向で成熟してきているんだと思うんですよ。洋楽のリズムとかフレーズとかメロディとかはすぐにコピーできるけど、歌がのった時にまったく別のものになっていることがあるんです。でもそれが日本の音楽であって特有の進化をたどった一つの文化だとも言えるのかなと。

 

彼の言葉とおり、日本人の「洋楽コンプレックス」は宇多田ヒカルの登場をきっかけに、数年の時を経て今や完全に払拭されたといえるだろう。
J-POPをベースに育ったミュージシャンが活躍する時代、あの頃はまだ世間はみな想像すらできなかった時代の至言。

 

さて、この頃の「音楽」といえば忘れちゃいけないのが、これだ。

 

写真を拡大 「RAMPAGE」と言っても先日デビューしたばかりのあのグループのことではない。今ならスマホにポータブルのスピーカーを繋いで…という感じだろうが、この頃の最先端は「ラジカセ」であり「MD」だった。とは言えラジカセは今でも一部、ストリートでパフォーマンスしている人には健在か。

 

日本のCD売上が最高潮を迎えていた頃、カセットテープのように劣化しない、音質も良い、何よりコンパクトで軽量…「これぞ、未来のデジタルな記録媒体だ!」として期待されたMD…だったが、数年後には「そもそも音楽はデータ化して持ち運ぶ」というさらなる音楽革命により、MDは時代の徒花となってしまった。合掌。

 

写真を拡大 さらに「2000年に注目したいアーティスト」に名前を連ねていたのが、当時メジャーデビューが噂されていた「BUMP OF CHICKEN」。「アレンジにかき消されることのないボーカルの力が印象的」と評。

 

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