【脳梗塞の出版局長】緊急入院していなければ、酷暑の夏〝心筋梗塞〟で死んでいたかもしれない !?【真柄弘継】連載第3回
【新連載】脳梗塞で半身不随になった出版局長の「 社会復帰までの陽気なリハビリ日記」163日間〈第3回〉

◆リハビリ病院で過ごす患者の半分は「脳疾患」。そのほか病状は様々
④8月7日木曜日
おはようございます!
真柄式朝の自主トレメニューを披露します。
4時起床。
着替えをしてベッドに横たわり、右手首のストレッチ。
次に右腕の筋トレ。
右足の腿の筋トレ。
右側腹筋の筋トレ。
全身の腹筋(両足揃えて身体を起こす)。
股割りストレッチ。
ここまでがベッドの上です。
次にベッドサイドに腰掛けます。
口周りの筋トレ&ストレッチ。
発声&滑舌の筋トレ。
右足の腿の筋トレ。
両手を組んで腕の上げ下ろし。
そのまま正面向いて両腕組んだまま左右に身体を捻るストレッチ。
あとは全身のこわばりをほぐして終了。
1時間ほどで汗だくとなります。
着替えたら、病室の反対側にあるラウンジ(談話コーナーのような場所)で、いまこれを書いているような時間を過ごします。
これが毎日朝のルーティンとなってます。
ストレッチは絶対に欠かすことが出来ず、特に右手右腕は一晩で固くなってしまうので、常に柔らかくなるよう一日中揉んでいます。
また、筋トレは面白いくらい効果が表れます。
いままで絶対に出来なかった、寝た状態で上半身起きるのが、いまは足を振り上げてから振り下ろす起きかたでなく、脚はそのままで腹筋だけで起き上がることが出来るようになりました!
これらの筋トレ&ストレッチは、退院しても続けていけるくらい習慣化させて、毎日必ず実行しようと決意しました!
またしても長々と失礼しました。
⑤8月12日火曜日
こんばんわ!
今回は少しブラックが入ったお話をばいたします。
私は脳梗塞にならなかったら、リハビリテーション専門の病院を知ることはなかったでしょう。
そしてただ知るだけでなく、実際に入院し日々リハビリをすることで快方に向かっていくなかで、リハビリ病院の存在意義を広く知って欲しくなりました。
また実際に入院しているからこそ見えてくる、厳しい現実もあわせて知って頂けたらと思います。
一言でリハビリと言っても患者の病状は様々です。
この病院の患者の半分ほどは脳疾患、いわゆる脳卒中(脳梗塞、脳出血など)ですが、そのほかは脊髄関係の疾患や糖尿病による下肢切断、交通事故をはじめとする様々な骨折、老齢による肉体の衰退など多岐に渡ります。
これらの多種多様な患者が、セラピストによる補助を受けながらリハビリに励みます。
これまで、私の心境や心情をお伝えしましたが、どうやら私のような能天気で前向きな患者は稀有なようで、多くの人はなかなか病気を受け入れられず、誰かを責めることができないけれど、何かに恨み辛みを言う心情の人は少なからずいるようです。
例えば、大声をだすでもないですが、いつも不機嫌な物言いをしたりする人。ずっと車椅子に乗っている生活だからでしょう、自由にならない身体にイライラを溜め込んで、つい看護師や介護士にキツく当たってしまう人もいます。
また脳卒中の後遺症で円滑なコミュニケーションをはかれない人などもいます。
これらの患者に日々接する看護師や介護士、そしてセラピストは常に安定した精神状態を維持しており、とてもメンタルが強い。私は彼らに敬意を抱いております。
だからこそ、そういった心情とは別に、認知症や病気による脳障害の後遺症などがある人たちが集まっているリハビリテーション病院は、健康な人からすれば地獄のような場所であることも否めません。
私は右半身麻痺となりリハビリで回復をはかっていますが、下肢を切断した人は義足を着けねば立ち上がることは叶いません。
この病院に来て知り合った方は、糖尿病で右足の膝から下がありません。
年齢は私より二つ下で、ほぼ同世代です。
彼も車椅子ですがトレーニングルームにあるマシンへの移乗は軽々としたものです。
とてもクレバーな方で、リハビリの合間はマシンで自主トレを、それもとても負荷の多い状態で行っており、腕も健康な脚も筋肉ムキムキなマッチョです。
しかし彼曰く、元々は太ってブヨブヨだった言われますが、いまの姿からは想像ができません。
これから義足を造るそうですが、自分の脚でないだけに、まだまだ続くリハビリの大変さは想像するに難くありません。
ちなみに、私は脚も腕も失ってないので、機能が回復すれば自らの足で歩けて、自らの手で物を持てます。
ですから、彼ほどマッチョになるトレーニングはしておりません。
本当に様々な人たちが、セラピストに励まされ、時にはご機嫌をとられるようにしてリハビリをしています。
どんなに辛くても己の身体を健康なときの状態に限りなく近づける、そのため日々リハビリに取り組んでいます。
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「日本は、国論分裂のままにいたずらに時間を食い、国家意志の決定と表明のタイミングの悪さや宣伝下手が災いし、結果的には世界トップ級の経済的貢献をし、汗も流したにもかかわらず、名誉を失うこととなった。
納税者としては政治の要領の悪さがもどかしく悔しいかぎりである。
私は「国力」というものの要件は経済力」、「軍事力」、そして「政治力」だと考えるが、これらの全てを備えた国家は、現在どこにも存在しない。
(中略)
そして日本では、疑いもなく政治力」がこれからのテーマである。
「日本の政治に足りないものはなんだろう?」情報収集力? 国会の合議能力? 内閣の利害調整能力? 首相のメディア・アピール能力? 国民の権利を保証するマトモな選挙? 国民の参政意識やそれを育む教育制度?
課題は随分ありそうだが、改革の糸口を探る上で、アメリカの政治システムはかなり参考になりそうだ。アメリカの政治にも問題は山とあるが、こと民主主義のプロセスについては、我々が謙虚に学ぶべき点が多いと思っている。
(中略)
本書では、行政府であるホワイトハウスにスポットを当てて同じテーマを追及した。「世界一強い男」が作られていく課程である大統領選挙の様子を描写することによって、大統領になりたい男や大統領になれた男たちの人間としての顔やフッーの国民が寄ってたかって国家の頂点に押し上げていく様をお伝えできるものになったと思う。 I hope you enjoy my book.」
(「はじめに」より抜粋)
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ALL ABOUT THE U.S. PRESIDENTIAL POWER
How much do you know about the worlds’s most powerful person―the President of the United States of America? This is the way how he wins the Presidential election, and how he rules the White House, his mother country, and the World.



<著者略歴>
高市早苗(たかいち・さなえ)
1961年生まれ、奈良県出身。神戸大学経営学部卒業後、財団法人松下政経塾政治コース5年を修了。87年〜89年の間、パット•シュローダー連邦下院議員のもとで連邦議会立法調査官として働く。帰国後、亜細亜大学・日本経済短期大学専任教員に就任。テレビキャスター、政治評論家としても活躍。93年、第40回衆議院議員総選挙に奈良県全県区から無所属で出馬し、初当選。96年に自由民主党に入党。2006年、第1次安倍内閣で初入閣を果たす。12年、自由民主党政務調査会長に女性として初めて就任。その後、自民党政権下で総務大臣、経済安全保障大臣を経験。2025年10月4日、自民党総裁選立候補3度目にして第29代自由民主党総裁になる。本書は1992年刊行『アメリカ大統領の権力のすべて』を新装重版したものである。
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