トランプはなぜ勝利したのか?⑥<br />アメリカも一枚岩ではないことを知る! | BEST TiMESコラム

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トランプはなぜ勝利したのか?⑥
アメリカも一枚岩ではないことを知る!

倉山満によるアメリカ大統領『トランはなぜ台頭したのか アメリカの保守派と連携する』 トランプが大統領にまでなりあがったアメリカの現状!そして日本は…シリーズ⑥

投票日前日まで、クリントン優勢の報道にもかかわらず、トランプが勝利。
トランプが大統領候補として台頭していた時点から、暴言のトランプ、失言のトランプ…etc. 日本をはじめアメリカでもマスメディアから連日の様にトランプに対してネガティブの報道がなされていました。 しかしながら、真逆の結果に!なぜアメリカ人はトランプを支持したのか?果たしてマスメディアはアメリカ合衆国の実像を捉えていたのか?
日本にとって、アメリカ大統領が誰になるのかは国益を大きく左右する重要事項。しかし、そもそも日本人はアメリカ合衆国の実像を知っているのでしょうか? 大きな勘違いアメリカ陰謀論などを正しながら、日米史を振り返る、絶賛発売中の『大間違いのアメリカ合衆国』。中でも半年近く前に執筆した、トランプ現象とは一体どういう現象なのか、気鋭の憲政史家・倉山満の分析を一部抜粋紹介いたします。

アメリカは全て一枚岩ではない!アメリカにも保守派がいることを知ろう!

 江崎道朗先生などは日本にたかるエセ保守ではなく、本物のアメリカの保守と連携しようと言っている数少ない評論家です。
  しかし、本物のアメリカの保守は、ハーバート・フーバー以来ずっと逼塞しています。

 当たり前のことですが、アメリカも一枚岩ではありません。チャイナからお金をたくさんもらっている親中派もいれば、アメリカの国益のために日本を大事にしようという人もいるわけです。

 ウィーク・ジャパン・ポリシー派とストロング・ジャパン・ポリシー派を別の言葉で言い換えると、ウィーク・ジャパン・ポリシー派のやっているのは勢力均衡戦略です。

 アジア太平洋はアメリカと中国のバランスを取っていって、現状維持を守ろうということです。

 中国とちゃんと利害関係の調整の話をして、戦にならないように、六カ国協議などの枠組みで南シナ海の問題を処理しようというグループです。

 だから、日本のことなど中国への譲歩材料に過ぎません。

 このウィーク・ジャパン・ポリシーの勢力均衡戦略に対して、ストロング・ジャパン・ポリシー派のやっていることは制海権戦略と呼ばれます。

 東アジアと西太平洋の制海権を重視すれば、必然的にストロング・ジャパン・ポリシーになって、それに挑戦しようとするソ連や中国には「ふざけるな」、日本には「お前も一緒になって闘え」と軍役を求めてくるわけです。

 以前、平成以降、まじめにアメリカの属国をやったのは小泉純一郎だけだ、という話をしました。

 ストロング・ジャパン・ポリシー派の大統領が日本に軍役を求めて来たとき、日本がまじめに属国をやらずにいるとどうなるでしょうか。
  日本は頼りにならないと見限り、中国と話をしようとする、つまり、本来はストロング・ジャパン・ポリシー派の大統領が親中のウィーク・ジャパン・ポリシーにシフトする、ということが起きるのです。

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倉山 満

くらやま みつる

憲政史研究家

1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。

1996年、中央大学文学部史学科国史学専攻卒業後、同大学院博士前期課程を修了。

在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、2015年まで日本国憲法を教える。2012年、希望日本研究所所長を務める。

著書に、『誰が殺した? 日本国憲法!』(講談社)『検証 財務省の近現代史 政治との闘い150年を読む』(光文社)『日本人だけが知らない「本当の世界史」』(PHP研究所)『嘘だらけの日米近現代史』などをはじめとする「嘘だらけシリーズ」『保守の心得』『帝国憲法の真実』(いずれも扶桑社)『反日プロパガンダの近現代史』(アスペクト)『常識から疑え! 山川日本史〈近現代史編〉』(上・下いずれもヒカルランド)『逆にしたらよくわかる教育勅語 -ほんとうは危険思想なんかじゃなかった』(ハート出版)『お役所仕事の大東亜戦争』(三才ブックス)『倉山満が読み解く 太平記の時代―最強の日本人論・逞しい室町の人々』(青林堂)『大間違いの太平洋戦争』『真・戦争論 世界大戦と危険な半島』(いずれも小社刊)など多数。

現在、ブログ「倉山満の砦」やコンテンツ配信サービス「倉山塾」(https://kurayama.cd-pf.net/)や「チャンネルくらら」(https://www.youtube.com/channel/UCDrXxofz1CIOo9vqwHqfIyg)などで積極的に言論活動を行っている。

 

 

 

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