「雪山人間サイコロ」と「キラー・カーンのアルバトラス殺法」

 最近の若い人は、博士はそういう泥臭い芸をやっていないって思っているかもしれないけど、もう散々やってきましたよ。わんこそばを食べているところを机の中に入っていたキラー・カーン(元プロレスラーであり元力士)が出てきて、突如、アルバトロス殺法でむちゃくちゃに傷めつけられるネタとかもありました。

 アンドレ(・ザ・ジャイアント)の骨を折った、195センチ140キロの巨体。その体重がかかったトップロープからのニードロップを俺が受けるんですよ(笑)。それと雪山の人間サイコロが同じ時期で、それで椎間板ヘルニアになって、スタジオで一歩も動けなくなって固まったまま救急車で病院運ばれてたこともある。

 それで、運ばれた病院で診断するのに「どうされました?」って聞かれて、「いや、人間サイコロに……」とか「キラー・カーンっていうモンゴルの辮髪の大男にアルバトラス殺法で、トップロープからニードロップを……」とか言うけど、先生はわからないんです(笑)。

 最終的にカルテにサイコロから飛び出す人とか、辮髪のレスラーの図解の絵が描いてあるっていう(笑)。だからオレは、たけし軍団の「傷痍軍人」なんです(笑)。

 腰痛がひどくなってドクターストップでやらなくなったんですけどね。若手の頃の最初の3、4年なんて、誰よりも先に戦場で一番槍志願でやっていましたよ。そういう体験って、この世界に入ったからこそ得られた体験だし、今も後悔も一切ないし、振り返ると、懐かしい、一生語れる笑い話ですね。