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「小さい」を選んだイギリス国民 EU離脱の心理学

「最小限主義の心理学」不定期連載第2回

・「大きい」ではなく「小さい」を選んだ英国人

 4年前、「経済成長に憧れない」http://maash.jp/archives/16238という記事を書いた

 イギリスの田舎のこと、EUのことに触れているが、まさにこの記事で希有されていたことが現実化し、人々は動いた。

「大きい」ではなく「小さい」を選ぶというのは、国レベルでは衝撃的だ。

 しかし、各国のリーダーがそういった国民一人ひとりの心理を尊重する時代にならなくてはならない。

 ちょうど10年前、一人でイギリス中のB&Bをまわった。一ヶ月ほどかけて、ロンドンからカントリーサイドへ、中部からスコットランド、ぐるっとまわってマンチェスター、コッツウォルズ、バース。この旅でわかったイギリスの魅力は、大都市が少なく、残りは圧倒的に、意図的にカントリーサイドということだ。丘陵に芝生が続き、美しい田舎の家並みや、突如あらわれる豪華なマナーハウス。

 他のヨーロッパの国々とも違う、文化階級的なものが存在し、それぞれの文化が守られている。それを守りたいというのは、当然の心理だと思う。ニュースでは今後も、今回の離脱がもたらす経済的損失について追い続けるだろう。一方で、カントリーサイドの平和が保たれているかどうかについては、「小さい話題」として、触れられることはないのかもしれない。

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沼畑 直樹

ぬまはた なおき

ミニマリスト。テーブルマガジンズ代表。元バックパッカー。

2013年、「ミニマリズム」「ミニマリスト」についての記事を発表し、佐々木典士氏とともにブログサイト≪ミニマル&イズム(minimalism.jp)≫をたち上げる。 著書は、小説『ハテナシ』、写真集『ジヴェリ』『パールロード』(Rem York Maash Haas名義)など。


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