蛭子流、お金のかしこい使い方 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

蛭子流、お金のかしこい使い方

蛭子能収さん30日毎日連載 Q28. お金のかしこい使い方を教えてください?

「感情を揺さぶる30問30答。」第五回は、蛭子能収さん! 漫画家・タレント・俳優(6月には主演映画も公開)として活躍を続ける蛭子さん。自由奔放な発言に隠された、仕事や家庭に対するこだわり、哲学を聞いていきます。
Q28.お金のかしこい使い方を教えてください?

いろいろ言われるけどギャンブルだけはやめません(笑)

 

 これ、俺が教えてもらいたいですよね(笑)。
    俺も賢い使い方をしているとは思わないですけど。

    まず食費が必要だし、電気代・ガス代とかそういう生活に必要な経費というのが必ずあるから、まずそれを先に別に取っておいて。あと残った分で自分の好きなものを買えるという風にちゃんと分ければ、家計がきちんとうまくいくと思うので。自分ではそれは守ってるつもりなんですけどね。

 あんまり趣味につぎ込んだりとか、物欲はないんですよね。
   服とかも興味ないし、車も高級車が欲しいとか思ったことまったくないですから。一番小さいの、軽でいいですよ。自分の部屋は仕事部屋兼寝室なんですが、布団があって机があって、と必要なものだけ。ただ、子供がいる間は子供を食わせなきゃ、というのはありましたよね。学校卒業して社会に出たら自分らで食え、と思ってますけど、そこまでは大人の責任だと思ってますから。もう今は子供も皆成人したので、ずいぶん気楽になりましたけどね。

 子供への金の使い方ってのも‥‥あんまり物を買ってあげたりしてなかったかもしれないです。現金渡して、好きなもの買えっていう。親が選んでこういうの、って渡しても子供って素直に喜ばないじゃないですか。だったら小さいうちから自分で選ばせることを勉強させてもいいんじゃないでしょうか。好きなものにお金使わせて、楽しいのもつまらないのも選んだ自分のせい、っていう。

 周りからは「ギャンブルを辞めればいいんじゃないか」と思われてるんでしょうけど、それはないので。周りには勧めますね、仲間を増やした方が自分も行きやすくなるので(笑)。

明日の第二十九回の質問は『人生の終わりについて考えることがありますか?』です。
 

オススメ記事

蛭子 能収

えびす よしかず

1947年10月21日生まれ。長崎県出身。漫画家、俳優、タレント。



長崎商業高校卒業後、看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。



主な著作に『ひとりぼっちを笑うな』『蛭子の論語』(角川新書)『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社)『ヘタウマな愛』(新潮文庫)などがある。



主演映画『任侠野郎』は2016年6月4日より全国順次公開。“4月よりニュース番『AbemaPrime』木曜レギュラーとしてスポーツコーナーを担当。


この著者の記事一覧