「LGBT理解増進法案」がヤバい!? 「同性結婚」のいったい何が問題なのか【谷龍哉】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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「LGBT理解増進法案」がヤバい!? 「同性結婚」のいったい何が問題なのか【谷龍哉】

「強制結婚」から「自由結婚」のさらなる沼へ:結婚制度の変遷と今後の課題

 

【同性愛者、トランスジェンダー、性同一性障害の違い】

 そもそも、異性愛者とよばれるマジョリティ(多数派)にとって、性的マイノリティー(少数派)の人々がどういった存在なのか、理解が非常に難しいことが問題を複雑に見せる要因になっています。

 基本的な概念として「性自認」と「身体的性」を理解する必要があります。

「性自認」とは、「自分の性別をどう思っているか」であり、「男性」と「女性」の区分だけではなく、「中性」や「無性」といった既存の性別とは別の性自認の方もおられます。

 これは心の問題であるため、他人が判断することが極めて難しい領域になります。心の問題は安易に触れられないデリケートな問題でもあり、「こう接すればいい」といった模範的な答えもなく、社会にとってそれが普通のことであるとなっていくことが大切なのではないでしょうか。

「身体的性」とは、「男性」「女性」といった身体的な性別のことをさし、男性や女性以外の身体的な性別もあると考えられています。

 生物学的にはっきりと判断が可能であり、今読んでいる方々も「身体的性」については「身体的性」が「男性」や「女性」といった自覚がある方が多いと思います。

 

◾️「トランスジェンダー」とはなにか?

 簡単に説明すると、上記で説明した、「性自認」と「身体的性」の不一致が起きている方のことをさします。

 例えば

・生まれた時の身体的性は男性だが、性自認は女性(トランスジェンダー女性)

・生まれた時の身体的性は女性だが、性自認は男性(トランスジェンダー男性)

・生まれた時の身体的性は女性だが、性自認は中性(Xジェンダー)

・生まれた時の身体的性は男性だが、性自認は中性(Xジェンダー)

といった方はトランスジェンダーといえます。(注14より引用)

 皆さんもよく聞く「LGBT」の「T」が「トランスジェンダー」を意味しており、性質の違いから含めて一律のワードとして表現して良いのか議論がありますが、広く世間で使われるワードとして「LGBT」が普及しており、私として世間での認知を広げる意味でも一律のワードとして活用した方がいいように感じています。

 

◾️「性同一性障害」とはなにか?

「トランスジェンダー」の方が「性自認」と「身体的性」の不一致を外科的手術によって一致させることを望む状態をさしており、ここを望んでいるか望んでいないかが、「トランスジェンダー」と「性同一性障害」の違いになるようです。

 なお、説明のために引用記事中の表現から「障害」として表現しましたが、「障害」として表現されることに嫌悪感を持たれる方もいることを伝えておきたく思います。

 

◾️「LGBT」とはなにか?

L:レズビアン(Lesbian

G:ゲイ(Gay

B:バイセクシャル(Bisexual

T:トランスジェンダー(Trance-gender

 

レズビアンは、女性の同性愛者。

ゲイは、男性の同性愛者。

バイセクシャルは、両性愛者(恋愛や性交渉の対象が男性にも女性にも向いている人)。

トランスジェンダーは、性同一性障害(性別違和・性別不合の人)。(注12より引用)

 

LGB」は恋愛対象をさす言葉の頭文字になり、略称でなければ多くの人が性的対象を意味することを知っているのではないでしょうか?ネットやテレビ等で頻繁に見聞きするワードで言葉だけは広く普及しています。

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谷龍哉

たに りゅうや

谷 龍哉(たに・りゅうや)

1983年生まれ。三重県伊勢市出身。ネット情報アナリストとして、インターネット上の社会事象や問題発生の経緯の情報収集、分析に従事。

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