「AV新法」施行から1ヶ月 業界現場の混乱と悲鳴【篁五郎】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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「AV新法」施行から1ヶ月 業界現場の混乱と悲鳴【篁五郎】

◆天使もえさん

Q.今日、ビラ配りに参加した理由は?

「自分たちの業界のことは自分たちで声を上げて、変えていくきっかけも自分たちでやっていかないといけないと思って参加しました。今回は特にメーカーさんはもちろんですけど、女優も関わりが深い内容になっていて、守ってもらうのは嬉しいけど上げられる声は上げて、伝えられる声は伝えていきたいと思ってここへ来ました」

Q.適法AVと同人AVの区別が付いていないような法律についてどうお考えですか?

「私たちはAV女優として活動していて、AV女優という肩書きで仕事をしています。それは適法AVの中の女優だけだと思っています。同人AVや違法な動画の女性はAV女優と名乗っていないと思います。その時点で明確に区別が付いているのに一緒にされる話が違うと思います」

 

◆稲森美優さん

Q.今回ビラ配りに参加された理由をお聞かせください。

「AV新法という新しい法律はいいところもあるけど、現役のAV女優には厳しい法律になっています。それをみんなで少しずつ改正していきたいという思いで参加しました」

Q.AV新法の施行によって現場で困っていることはありますか?

「撮影の現場がすごく少なくなってしまいました。他の方も同じです。後は契約書の枚数がめちゃくちゃ増えてしまいました。このままだと生活できるのか凄く不安です」

 ファンも含めて人が多く、ビラ配りするのに邪魔になるのでは?と心配になるくらい大勢いたのは誤算だったかもしれない。それでも3人のセクシー女優はマスク越しでも伝わる笑顔で通行人へビラを渡していた。

 同じ場所では日本維新の会が街頭演説をしており呉越同舟といった形に。月島さくらさんは、同党の足立康史衆議院議員にAV新法について陳情していたこともあり、音喜多政調会長にビラを手渡す。

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篁五郎

たかむら ごろう

1973年神奈川県出身。小売業、販売業、サービス業と非正規で仕事を転々した後、フリーライターへ転身。西部邁の表現者塾ににて保守思想を学び、個人で勉強を続けている。現在、都内の医療法人と医療サイトをメインに芸能、スポーツ、プロレス、グルメ、マーケティングと雑多なジャンルで記事を執筆しつつ、鎌倉文学館館長・富岡幸一郎氏から文学者について話を聞く連載も手がけている。

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