青森県八戸市「八戸えんぶり」<br />凍てつく大地を摺り、春を目覚めさせる |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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青森県八戸市「八戸えんぶり」
凍てつく大地を摺り、春を目覚めさせる

烏帽子をかぶった踊り手が、勇壮に舞う! 八戸の冬のまつり。

 太夫は烏帽子をかぶる。馬の形をかたどったもので五色の紙が後ろに下がり、たてがみを表す。南部藩が馬の産地だったことに由来する。

Photo-04/縁起物の絵が描かれている烏帽子

 拝殿に向かって奉納すると、次は境内で。子供たちの祝福芸、「銭太鼓」、「だいこく舞」、「えびす舞」などが披露される。

 

Photo-05/頭を振り、摺る太夫たち
Photo-06/子供の祝福芸「松の舞」

 神社の後は市内の本八戸ですべての組による一斉摺り。吹雪のように雪が舞った後に晴れ渡った。八戸は寒さは厳しいが、なかなか雪が積もらないことで知られている。
 

Photo-07 
Photo-08/市内での「一斉摺り」
Photo-09/三八城神社での奉納

 

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芳賀 日向

はが ひなた

1956年長野県生まれ。日本写真家協会会員。日本・世界の祭り、芸能を48ヵ国にわたり取材。『週刊朝日百科 日本の祭り』シリーズ連載(朝日新聞社)、『日本の祭り』監修(旅行読売出版)ほか。芳賀ライブラリー代表。


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