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88歳食文化研究家の野望 「不老長命丸薬で日本をシャングリラに」

皆様の「百歳までにしたいこと」公募中!


 令和の現代は、50歳からが折り返しの「人生100年時代」である。
本誌『一個人』にゆかりのある〝人生の先達?に、紀寿を見据えた今の心持ちを訊いた。
*月刊『一個人』4月号「百歳までにしたいこと」より抜粋


■日本を地球のシャングリラに!

 私の人生は、今がいちばん忙しい。
アイデアがよく出るし、疲れない。効果が出て来たなァと、ニヤニヤしている。この調子で一〇〇歳まで走り続けたい。よほどのアクシデントが起こらない限り、可能性も高そうだ。
現在、八十八歳。テレビの出番がやたらに多くなってきた。もちろん、雑誌や講演も。
ヒマラヤ山脈西側のふもとに存在したと伝えられる伝説の不老長寿国・シャングリラの不老食を研究し続け、「スーパー不老長命丸」を創ったのが三年前。直径二、三センチほどの丸薬だ。これをふだんの食事に加え、一日に三個ずつ食べてきた。
原料は胡麻にワイン、黒豆、にんにく、山薬、オリーブオイル、そば、玄米、鶏卵、あわびなどであるが、不思議なことに疲れないし、発想力が新鮮で風邪を引かないなどのプラス面が強くなっている。この丸薬の完成度をさらに高め、一〇〇歳まで長寿食や食文化史の仕事を続け、日本を地球のシャングリラにしたい。
そして庭にミニチュアのシャングリラ塔を作り、満月の夜など塔に灯をともし、長命丸を肴に、ワインに酔いながら、アドリブで踊りたい。ワッハッハッハ!

撮影/加藤武美

永山久夫さん(88歳)
1932年、福島県生まれ。食文化研究所、綜合長寿食研究所所長。元西武文理大学客員教授。古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者で、NHK大河ドラマなどの料理監修も手がける。長寿食の研究者でもあり、近刊に『日本長寿食事典』(悠書館)、『徳川ごはん』(mores出版)などがある。

【皆様の「百歳までにしたいこと」を募集します】

 抱き続けている夢や長年にわたるライフワークなど、500文字以内でご自由にお書きください(写真の添付も大歓迎)。採用作品は、本誌にて掲載させていただきます。
※お便りは掲載にあたって割愛、補足させていただくことがあります。
採用された方には1000円分のギフトカードを進呈いたします。
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