「チームのため」という意識が強すぎる日本

――それはイメージとはだいぶ違いました。

ボストンでは、(デイヴィッド・)オルティスとかが率先してチームを引っ張ってくれていますからね。

シーズン中、移動の飛行機のなかではテンションも高く、みんなとゲームをしたりしてわいわい楽しんでいるし、シーズンオフになればチームメイトだけじゃなくその家族も招待してホームパーティを催してくれたりする。

チームリーダーであり、メジャーを代表する選手が率先してそういうことをしてくれますから。僕自身も、年齢的にそうやって引っ張っていかなければと思って中継ぎの投手を集めて食事会をしたこともあります。結構来てくれるものですよ(笑)。

――そういう一体感みたいなものがチームワークにつながるのでしょうか。

コミュニケーションをたくさん取る機会があるので、仲間意識はすごく強くなりますよね。ボストンは特にそうかもしれませんが、そうした雰囲気がチームワークというかチームで戦う、勝利を目指そうというポジティブな意識になっていることは間違いないと思います。

――なるほど。そういう意味で日本はどうでしょうか。たくさんの時間を一緒に過ごすことは似ているかもしれませんが、それでもメジャーほどではないと思うのですが。

これはあくまで僕の考えですけど「チームのために」という意識が強すぎるように思います。ただこれは悪いことではないんですよ。むしろ日本の良さなのかもしれない。でも、僕はチームのために、と考えるより、自分のためにすることがチームのためになると思っています。

――自分のためにすることがチームのためになる?

はい。


「自分のためにすることがチームのためになる」とは? 明日の第二十九回の質問はさらにこの話を掘り下げていきます! 「Q.29 自分のためにやることがチームプレーである、その意味とは?」です!