ではここらでもう一度、メール返信の遅さを恋愛の観点から考察してみよう。その昔はメール返信の速度で駆け引きをする、という恋愛の法則があったけれど、読めば既読まで知らせてくれるのだからもう古い。その既読がネックになって、

「彼から返信が来ない」

 胸をざわつかせる女性が多い。この世には信じたくないけれど、LINEが100件近くたまっていても平気な男性、いや人間がかなりいる。彼らに悪気はなく、自分のタイミングのいい時に内容をチェックしたいだけ。彼らにその理由を聞いても、答えることは難しい。それが『感覚』なのだから仕方ない。そこで正論を並べる時間がムダだ。私も何度か話し合いを試みてみたものの、惨敗だった。

 つき合った男性がこの一派で、あなたがメール即返信派だったら、割と厄介なことになる。相手は飄々としていても、こちらは返信の遅さに辟易する日々。相手が松坂桃李さんならまだ理解の余地はあるが、おそらく普通の男性だろう。

 恋愛が燃え上がっている最初のうちはいい。LINEも秒速で返ってくることだろう。ただいずれ時間が過ぎて、彼の『感覚』が馬脚を現した時、返ってこない返信量と同等のストレスをためることになるのを忘れないで。