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仕事始めの今、胸に刻みたい!イチローが語る「人生で大切なこと」

理屈抜きに「やり抜く力」を高めよう!

年間262安打の大リーグ新記録、10年連続200安打達成…。イチローの偉大なキャリアは、日々、自分なりの「最善」を尽くすという強い信念で支えられていた。数々の言葉から、人生を切り開くヒントを読み解く。(児玉光雄 著『イチロー流「最善主義」で夢を叶える』より)

■「つらいこと、しんどいことから逃げ出したいと思うことは当然だと思うんですけど、元気な時、エネルギーのある時にそれに向かっていくのは大事なことだと思います」

(引退会見の最後に「人生において大切なこと」について語った言葉)

やり抜く力(Grit)」は最近の心理学の注目されるテーマである。ひと頃注目された「やる気」はやや色褪せつつある。ここで「やり抜く力」を定義しておこう。これは「やりたくないけれどやらなければならないことを進んで行う能力」と定義できる。プロの仕事にはやりたくないけれどやらねばならない仕事が満ち溢れている。

 イチローにしても、「一番やりたくない作業はバットを振る作業」と語っている。それではなぜ彼がそのやりたくないバットを振る作業を進んで日々長時間心を込めて行えたのか? それはバットを振らなければヒットを量産できないことを知っていたからだ。

 仕事で必要なのはやる気ではなく、やり抜く力でなければならない。

19世紀のドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェはこう語っている。

「天分だの、天賦の才だのと言って片付けないでほしい! 才能に恵まれていない人びとも、偉大な達人になるのだから。達人たちは努力によって偉業を成し遂げ、(世間の言う)“天才”になったのだ」

 自分が定めた行動を断固としてやり遂げる能力を身につけて果敢に行動を起こそう。それがあなたに偉大な才能を授けてくれる。

KEYWORDS:

イチロー流「最善主義」で夢を叶える

児玉 光雄

他人との比較ではなく、常に自分が定めた目標を基準として、偉大な記録を残してきたイチロー選手。「完璧主義」ではなく、あくまで自己ベストに徹底したその「最善主義」を、引退までの100の言葉から紐解く。巻末付録として、2019年3月21日に行われた引退会見全文も収録。スポーツ心理学のエキスパートである著者による、イチロー本の決定版。

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児玉 光雄

こだま みつお

1947年兵庫県生まれ。追手門学院大学特別顧問、元・鹿屋体育大学教授、京都大学工学部卒業。学生時代、テニスプレーヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院にも学び工学修士号を取得。米国オリンピック委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員としてオリンピック選手のデータ分析に従事。過去20年以上にわたり臨床スポーツ心理学者としてプロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを務める。

また、日本でも数少ないプロスポーツ選手・スポーツ指導者のコメント心理分析のエキスパートとして知られている。主な著書はベストセラーになった『イチロー思考』(東邦出版)をはじめ、『タイガーウッズに学ぶ人生を逆転できる人 できない人』(山と渓谷社)など、200冊以上にのぼる。日本スポーツ心理学会会員、日本体育学会会員。

[ホームページアドレス]

http://www.m-kodama.com


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