自毛植毛の最前線医師に聞く!情報があふれる薄毛治療 何が正解なのか? |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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自毛植毛の最前線医師に聞く!情報があふれる薄毛治療 何が正解なのか?

AGAに悩む薄毛難民がたどりついた最適解

■顧客ファーストから生まれた「メスを使わない施術法」

 先に紹介したアンケートにある「自毛植毛を検討する中で重要視した項目」では「手術方法」「ドクターの評判」「症例数」の回答が多数を占める。

自毛植毛検討アンケート1

 同様に、検討中に印象に残ったキーワードとしては「メスを使わない・定着率95%・MIRAI法」などが上位に挙がる。薄毛に悩む方が「痛みのない手術」と「高い効果」を懸命に模索していることがよくわかる。

自毛植毛検討アンケート2

 音田氏は従来手術を進化させた、メスを使わない「MIRAI法」を確立したことや、従来の常識を覆す短時間大量移植の成功実績において著名である。しかし、それは医師としてのエゴや技術力のアピールなどとは無縁だ。

「手術時間が短いということは、患者様の身体的な負担を減らすことができるということ。MIRAI法は、痛みの軽減や効果を考えた結果として生まれたものです。『生着率の高さ』についても同様で、効果を最大化すべく虚血時間などのテストを繰り返した結果なのです。当たり前のことをきちんとやるだけです」

 事実、この領域において他の追随を許さない氏のもとへは、現役のドクターも患者として来院しているという。
 また、最近流行のロボットを使っていないのは、個人差のある人の毛根は機械的に扱うべきではないという思いからだと言う。「毛根移植は臓器移植」とも語る音田氏からは医師として、患者を思うプライドを感じた。

 もちろん、この音田氏の顧客ファーストは心理面にも配慮され、クリニックとしても共有されている。例えば手術翌日のシャンプーには、専門のスタッフがおり、洗髪室も備えている。

「植毛後、髪の毛を洗うことは誰もが怖いと感じるでしょう。傷口を洗浄する意味でも、植毛した翌日は、当クリニックで専門のスタッフが髪の毛を洗います。植えるだけではなく、最終的にはきちんと生やしてあげることがミッションですから」

 多くの患者が気にする「痛み」や「バレ」というリスクを軽減し、「効果」を最大化してくれる技術や企業努力はすべて「患者ファースト」のマインドから来ている。
 これは実際に施術を受けた経験もあるカウンセラーを含めた専任スタッフと医師による「ダブルカウンセリング」というシステムにも反映されている。
 ちなみに、カウンセリングではどのような話をするのだろうか。

自毛植毛の権威・親和クリニック音田総院長

「いいことばかり言っても仕方がない。様々な条件を総合的に勘案して『今のあなたには、ここまでできますよ』と、最善案を納得して頂けるようにお話するようにしています。選ぶのは患者さん自身です。もちろん、コストの問題もありますので、例えば複数回にわけるという方法を提案することもあります」


■自毛植毛で人生が変わる、薄毛革命

 人生100年時代を迎えた昨今、音田氏のもとには老若男女が訪れる。最高齢で83歳の患者が来たこともあったという。薄毛に定義はなく、髪の悩みは人によって異なるのだ。
 声が明るくなる、服装が変わる。自信が増す。これらは多くの人に共通する術後の変化だというが、音田氏にとって感慨深いのは「はじめて彼女(彼氏)ができた」「自信がついて、姿勢がよくなった」「再婚することになりました」という、まさに人生が変わった話を聞いた時だという。

 髪の悩みは多くの場合、何らかの心理的な痛みを抱えていることが多い。
 自毛植毛は、髪を増やすわけではなく、自身の毛を再分配し、患者にあわせて髪の毛をデザインする方法だと言える。そして、この「デザイン」とは髪の毛だけではなく、その人自身の人生を変化させるためのデザインにも思える。

「私たちもさらに腕を磨きながら、患者ファーストを徹底していきます。それと同時に、夥しい情報が溢れる今、私たちがやっていることをしっかりアピールしていきたいと考えています。薄毛に悩む方にはどうか勇気を出して、クリニックのドアを叩いてほしいですね」

 自分がそうだと感じたら、そこがアクションを起こすタイミングだ。情報の取捨選択をしっかりと行えば、あなたの人生を豊かにしてくれるクリニックは存在する。
 本稿が、薄毛に悩む方にとって一助となれば幸いである。

自毛植毛最前線の医師・親和クリニック音田総院長

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音田先生が総院長を務める「親和クリニック」
公式HPはこちらから

自毛植毛

『植毛の進化論! 本気で薄毛に向き合う人が読む本』/著◉音田正光

自毛植毛

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