あまりに多すぎる韓国芸能人の自殺者 ~ク・ハラが陥ったリベンジポルノ~ |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

あまりに多すぎる韓国芸能人の自殺者 ~ク・ハラが陥ったリベンジポルノ~

ストレスを発散できない韓国のタレントたち

ク・ハラが陥ったリベンジポルノ

 象徴的な事件なのが、KARAの元メンバー、ク・ハラの自殺未遂だろう。彼女は2019年5月26日、ソウル市内の自宅で意識不明の状態で倒れているのをマネージャーに発見された。警察に通報し病院に搬送されたが命に別条ないとのことだった。

 ハラは前日の25日、自身のインスタグラムに「大変なのに大変じゃないふり、つらいのにつらくないふり、中身はボロボロ」などと書き込み、精神的に参っている様子であったことから自殺未遂だったと見られている。

 事実彼女には昨年からさまざまなことが降りかかっていた。

 2018年9月13日未明、江南区の住宅街で当時の交際相手ヘアデザイナーのチェ氏と別れ話のもつれから殴り合いの喧嘩になった。

 その後チェ氏は、ク・ハラと一緒に撮った性的動画を彼女の携帯に送り込み「芸能人の人生を終わらせてやる」と脅迫したという。

 それに対して彼女は、土下座してポルノ画像を公開しないように頼んだ。ク・ハラがエレベーターの前で懇願する動画もネット上に投稿され、この「リベンジポルノ事件」が広く知れ渡ることとなったのだ。

 ク・ハラとチェ氏のトラブルは、当初は双方の暴行事件として警察に通報され、事実関係を中心に捜査が行われた。その過程でソウル・江南署は押収したチェ氏の携帯電話からク・ハラの写真の存在を確認した。

 動画はク・ハラの同意なしに撮影されたもので、当局は彼女が十分に羞恥心を覚えられる物とし、これを証拠としてチェ氏を強要・脅迫、性犯罪の処罰等に関連する特別法違反で在宅起訴とし、ク・ハラを起訴猶予とした。

 さらにク・ハラは、2019年春には、眼瞼下垂(がんけんかすい)の手術を受けていたことで、美容整形疑惑とされてネット上で中傷が相次いでいた。それに加えて元交際相手チェ氏の裁判があり、あれやこれやと騒がれた。

 ク・ハラは、この事件を期に芸能活動を自粛せざるを得なくなり、ふさぎ込むことが多かったという。ク・ハラの自殺未遂もまた、ネット上を舞台にしたリベンジポルノや誹謗中傷などにより、精神的にうつ状態に陥っていたことが大きな原因の一つだろう。

KEYWORDS:

『韓流アイドルの深い闇』
金山 勲 (著)

 

薬物逮捕連発のBIGBANG、V.Iが性接待疑惑で引退。
日本で売れて帰国したとたん反日化したユンソナ。
自殺した女優チャン・ジャヨンのセックスリスト流出。
元KARAのク・ハラはリベンジポルノで脅迫騒動。
暴力団関係者から脅迫されたウォン・サンウ。
元巨人の趙成珉とその元女優チェ・ジンシルは自殺 etc……。

韓国芸能界に蔓延する麻薬、セックス、自殺、整形、反日、暴力団、兵役逃れ……。奴隷契約によって売れても地獄な韓流アイドルたちは、国費で育成されて日本をはじめとすす市場に“出荷”される“商品”である。彼ら彼女らの末路とは?

オススメ記事

金山 勲

かなやまいさお

1956年、在日韓国人二世として、大阪で生まれる。東京の大学在学中に、TV 番組制作会社でアルバイトし、その後日本の芸能プロダクションに勤務する。韓国取材で韓国芸能界との交流が生まれる。ある韓国人女性歌手の日本デビューの手助けを頼まれ、彼女の日本滞在中の面倒を見たことで独立し、韓国から芸能人を受け入れるための事務所をソウルと東京に開設。韓流ブームがあり、当時交流した芸能事務所の担当者たちが韓国内で様々なジャンルの芸能事務所の社長になっていることで、韓流タレントの招聘や韓流ドラマの輸入に携わる。


この著者の記事一覧

RELATED BOOKS -関連書籍-

韓流アイドルの深い闇
韓流アイドルの深い闇
  • 金山 勲
  • 2019.09.21