まして、肩書が「セクシー(AV)女優」だったりすると、結婚へのハードルはあまりにも高い。独立後に野坂なつみを妻にした野村義男のようなパターンはあくまで例外なのだ。14年に美雪ありすとの熱愛が発覚した森田剛は「週刊女性」の直撃に、

「職業は関係ない!! みんないっしょ」

 と答えて男を上げたが、4年後、妻に選んだのは宮沢りえだった。バツイチ子持ちでも、セクシーじゃない女優のほうが、ジャニーズの妻にはやはりふさわしいということかもしれない。

 また、セクシー女優になったあと、ジャニーズアイドルたちとの恋愛遍歴を赤裸々に暴露したのが、AYAこと牧野田彩だ。彼女が10年に自殺したあと「週刊文春」は「『嵐』を喰った女の『告白』」と題して、大々的に報じた。これによると、櫻井を除く4人と肉体関係を持ち、相葉雅紀とは「家族ぐるみの付き合い」だったという。

 ただ、親密ぶりが災いしてか、事務所から出禁にされてしまう。「サイゾー」によれば、亡くなる少し前から「自分は芸能界の大物に狙われている。殺される。助けて!」とおびえていたそうで、30年の生涯に自ら終止符を打った。

 もっとも、好きな男と結婚できないつらさは、大女優とて同じだろう。09年に国民栄誉賞を受賞した森光子はその10年前、恋人ともいわれていた東山紀之についてこんな発言をした。

「好きなんです! プラトニックな恋ですが、死ぬまでこの関係は続くと思います」

 森はこのとき78歳で、東山は32歳。この発言とは裏腹に肉体関係も取り沙汰され「噂の真相」は森の自宅マンションで東山が「奉仕プレイ」をしているという関係者証言を掲載するなどした。ちなみに、東山は当時「園遊会に呼ばれるような芸能人になりたい」と語っており、現・社長の藤島ジュリー景子との交際を噂されたこともある。印象としては、恋と野心を同時進行させられそうなタイプの青年だった。

 一方、森も恋多き女優であり、自分を慕ってくれる若者がいればその気になっても不思議はない。それなりに本気だったのではないか。森が92歳で亡くなったとき、ジャニヲタたちは葬儀中継を見ながらSNSでこんな会話をしていた。

「やっぱり、ヒガシが木村佳乃と結婚したのがショックだったのかな」「それよりも、内山理名との熱愛がこたえたんだと思う」「じゃあ、その前の牧瀬里穂は?」

 年齢差などから結婚は無理だと感じていても、恋をすれば誰しも一縷の望みを抱くものだ。せめて自分が死ぬまでは相手の一番の女でいたい、というような。しかし、次々と若いライバルが現われ、自分はどんどん老いていく。女としてこれほどつらいことはないだろう。ある意味、国民栄誉賞より、思うままにはならないのが「ジャニーズの妻」への道なのかもしれない。

 そう考えると、今回の元女子アナのように、その座を手にできた人が好奇の目にさらされるのもわかる。ジャニーズの妻になれなかった女たちの涙や怨念が積もるほど、その存在は嫉妬や憎悪すらかきたててしまうものなのだから。