【中古戸建編】
|04|建物状況調査

 「戸建って木造が多いし、中古で本当に大丈夫なの?」
 そんな質問を頂くことがよくあります。
 大丈夫も何も、実際に住んでいる売主さんがいるから大丈夫なんですよーと言うのは簡単ですが…「木部や床下の劣化、傾きや雨漏りの有無」などはやはり気になるところですよね。

 最近の大手仲介会社さんは「住宅検査サービス」などを導入しています。点検口のある場所や、軒下、外壁などを外部機関にチェックしてもらえ、レポートも出てきます。

 ただし、この外部機関の調査員にはポンコツが存在します。
 畳の下など、調査が面倒な場所に床下点検口があるとチェックをしなかったり、壊れていないのに器具の不良有りなどと平気で報告してきます。
 残念ですが「外部機関のチェックを受けている=安心」ではないんですね。

 じゃあどうしたらいいの?

 仲介さんに「建物状況調査は行っていますか?」と聞いてみましょう。
 この質問をした上で、報告書を元に自分の目で確かめるのが無難です。また、売主さんの許可が出れば、自分で検査料(およそ5〜7万円)を支払って検査を行うことも可能です。
 

|05|地盤保証、建物保証

 新築時には10年間の地盤保証、建物保証などが付くのが一般的です。
 では、この保証を引き継ぐことは出来るのかどうか? この部分を確認していない担当が多く、契約時にトラブルになっているケースも見受けられます。
 これは注文住宅であっても同様です。
 メーカーによってはプラスαの支払いで保証期間を延長してくれるところもありますので、こちらも確認することをお勧めします。
 

|06|浸水履歴

 「ハザードマップ」はご存知の方も多いと思います。
 実はそれ以外にも、役所には過去の台風や大雨でどこが冠水したか? それはどの程度の被害であったか? などの記録が残っていることがあるんです。
 特に近年増えているゲリラ豪雨や大型の台風などでは、道路の排水能力によっては短時間で周辺道路を冠水させることもありますので、念のために物件担当に聞いておくと良いでしょう。
 

|07|近隣関係

 意外かもしれませんが、マンションよりも隣接住戸やご近所付き合いが密になりやすいのが戸建です。

 例えば…あなたの検討物件に隣家の樹木の枝が入り込んでいたら、それは越境となります。
 しかし、隣人にそれを伝えた時に素直に対応してくれる人でしょうか? それとも「元々この土地は私のおじいさんが云々…と言い出すCRAZYな方」なのでしょうか?
 住んでからわかっても遅いのです。

 だから私はお客様に、平日の朝と夜、休日の朝と夜に現地を見てもらうように薦めています。
 休日の朝6時から大音量のラジオ体操を流す人、夕方になると肌着で徘徊しているおじさん、平日の深夜までギターを弾いている人などなど…世の中にはいろんな人がいるものです。
 

|08|自治会

 築の浅い分譲地であれば、周辺住人の年齢が近い場合が多いでしょう。
 しかし、エリアによっては自治会に若い人がほとんどおらず、引っ越した瞬間にご高齢者の餌食になることもあります。

●所属する自治会はどれくらいの人数で構成されているのか
●ゴミ置場の当番はどれくらいの頻度でまわって来るのか 
●自治会の班長は輪番制なのか?

 これらは細かいことに思いがちですが、共働き世帯が多い現代では大きな負担になるケースも多いものです。


 さて、いかがでしたでしょうか。
 今回はほんのさわり部分だけとなりましたが、意外なチェックポイントもあったのはないでしょうか。

 「外観や間取り、立地を気に入って購入しました」
 それはそれで素晴らしいことです。
 しかし、いざ住み始めてから「こんなはずではなかったのに…」とならないように、事前に確認できる部分はいくらでも仲介担当さんに聞いていきましょう。

 ただし、延々と確認ばかりしていると仲介担当から「考えるな、買え!」が飛び出すこともありますので、予めリスト化しておくなどして、スムーズに購入判断ができるようにしておくと良いですね。

 それでは、皆さんが良い物件に巡り会えますように!

 

◆峰 不二夫(ツーブロちゃん/ブローカー部所属)
売主と買主に挟まれ忙しく働き、数日家に帰っていなかったら部屋がなくなっていた仲介屋さん。まさか家族から地上げに会うとは想像もしていませんでした。