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伊賀から伊勢へ⑪波切九鬼城跡(壱)

季節と時節でつづる戦国おりおり第393回

 さぁ、鳥羽城跡からは志摩半島をダーッと一気に南下いたしましょう。目指すは半島の西南端、波切(なきり)です。

 ひなびた漁港といった風情の町は、外海に面して小さいながらも峻険な丘がそびえていて、そのひとつが波切城跡となっています。
町のお土産屋さんが経営している駐車場に車を入れて、いざ城跡へ。

 

 これは城跡の中腹から東側を撮った写真。海岸線には岩がいくつも横たわっていて、船の出入りには少し不便そうですね。

 

 途中には「波切九鬼城址」の石碑が建てられています。ここからさらに上へ。

 

 頂上はそれほど広くはないものの、削平された空間がありました。城というよりも砦程度のものではありますが、ここから外海を見下ろして敵の接近に備えていたのでしょう。

 九鬼隆良がこの地を制圧して以来、水軍衆・九鬼氏の本拠となったという海際の城です。

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橋場 日月

はしば あきら

はしば・あきら/大阪府出身。古文書などの史料を駆使した独自のアプローチで、新たな史観を浮き彫りにする研究家兼作家。主な著作に『新説桶狭間合戦』(学研)、『地形で読み解く「真田三代」最強の秘密』(朝日新書)、『大判ビジュアル図解 大迫力!写真と絵でわかる日本史』(西東社)など。


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