“男の精力”を保つには、実は「タコ」を食べるのがいい! |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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“男の精力”を保つには、実は「タコ」を食べるのがいい!

男を強くする食事革命③

【タウリンは生ガキとタコで補え】

 今説明したとおり、タウリンが体にとって非常に役立つ物質であることがわかったと思います。この物質が海で囲まれた国に住んでいる我々の口に手軽に入るということが、あるいは日本人の平均寿命を世界のトップクラスに持ち上げている要因のひとつになっているのかもしれません。

 さて、このタウリンですが、魚介類の中では生ガキとタコに突出して多く含まれているのです。

 ちなみに、生ガキに含まれているタウリンの量ですが、100グラム当たり1170ミリグラムの含有量を誇っています。これは、あさりの約3倍、ヤリイカの約2倍も含まれていることになります。

 タコの場合も含有量では、生ガキとは双璧と言っても良いと思います。タコには100グラム当たり1670ミリグラム含まれています。ホタテ貝は旬の冬の時期になると、100グラム当たり1000ミリグラムも含まれることがわかっています。

 昔から、男性の精力アップには、生ガキとタコが最強の食品だと言われてきました。そして、我々日本人は、無意識の内に食卓に、とくにタコやイカ、あさりやホタテ貝などの料理を並べています。おそらく、その成分を知らないうちから経験的にそうした魚介類が男女の精力を維持し、また健康を保つために役立っていることを知っていたのだと思います。

 生ガキにはシーズンがありますから、一年中食べるわけにはいかないかもしれませんが、タコに関しては、いつでも手に入る食材の一つと言えます。刺身良し、マリネ良し、唐揚げ良し、タコ飯、と色々な調理法で楽しめる、もっともポピュラーな食品です。

 中高年の声を聞いた男女は、大いにタコを食べてタウリンを体内に摂り入れ、心臓や肝臓など重要な臓器の健康維持を図り、またいつまでも筋肉が衰えないようにするために、食べて欲しいものだと思います。

KEYWORDS:

『男を強くする!食事革命』
志賀 貢 (著)

 

“80歳超で現役”の著者が、人間の性に関するデータを駆使。
医者が教える中高年の絶倫勝負メシ!

◎男の精力は肝臓に支配されている
◎弱った精力はスルメのコレステロールに頼れ
◎酒は名刀ペニスの錆止めだ
◎卵で睾丸の若さを保て
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世の男性諸君よ! 命が尽きるまで色気を失わず
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志賀 貢

しが みつぐ

医学博士

北海道出身。医学博士。昭和大学医学 部大学院博士課程卒業後、臨床医とし て 年以上にわたって診療を行い、現在も現役医師として日々患者に接して いる。その傍ら、文筆活動においても『医者のないしょ話』『臨終の七不思議』『臨終医のないしょ話』『孤独は男の勲章だ』をはじめとする小説やエッセイを執筆。累計20万部のベストセラー『女を「その気」にさせる技術』や『知的 性生活』など、医師の立場から性を考 える書籍は常に話題を集めている。また、美空ひ ばり「美幌峠」「恋港」の 作詞も手掛け、北海道の屈斜路湖畔を臨む美幌峠には歌碑が建立されている。


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