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「男の強さ」はコレステロールのバランスで決まっていた!

男を強くする食事革命①

卵で睾丸の若さを保て

 男性ホルモンのアンドロゲンの原材料として、コレステロールが大切なことは上記で述べた通りですが、このコレステロールを毎日過不足なく摂取するためには、鶏卵が一番安上がりで確実な食品と言えるでしょう。

 コレステロールの一日の必要量は、成人男性では、約750ミリグラム、女性では約600㎎です。コレステロールは、肝臓で一日に必要量の約3分の2程度合成されています。残りの3分の1を食物から摂取しなければならないことになります。

 そこで、一日の必要量を十分に満たすためには、何と言っても鶏卵を毎日食べることが、一番手っ取り早いコレステロールの補給法なのです。通常の鶏卵は約50グラムあり、この中にコレステロールは280㎎含まれています。したがって、成人男子の場合、一日の摂取量が約750㎎ですから、そのうちの3分の1の250㎎は鶏卵一つで十分に補給できるという計算になります。

 朝食に目玉焼きを作るも良し、またぶっかけご飯にして食べるも良し、味噌汁の中に丸ごと卵を入れて食べるも良し、とにかく一日の必要量を朝食のうちに補充してしまうのが、一番理想的な摂取方法だと思います。

 よく昔から、新婚の男性は新妻と夜の生活を楽しんだ後は、生卵1個、牛乳1本飲もうということが巷で囁かれてきたものですが、確かに睾丸のホルモン製造のための補給としては、この巷の栄養学は役に立つかもしれません。

 ちなみに、一回の性行為でどれくらいのカロリーが消費されるものでしょうか。性交中の脈拍や酸素の消費量などを測定した結果から割り出したデータによると、男性の射精を伴う絶頂期、女性のオーガズムを伴う絶頂期を含む性交時には、男女とも一回の性交で約75kcal消費されることがわかりました。多くの人は、そのカロリーの意外な少なさに驚くかもしれません。そのとおりなのです。男も女も絶頂期を過ぎると、かなりの疲労感に襲われるものですが、実際の消費カロリーはごくわずかです。75kcalと言えば、これは鶏卵1個分の熱量とほぼ同じです。それにしても、昔の人はよくぞ性交時の
消費カロリーを上手に当てたものです。その先人の知恵を使わないという手はありません。

 さて、この卵ですが、健康を維持するうえで一日にどれくらい食べたら動脈硬化症などを恐れずに、栄養補給に役立つかということがよく論じられていますが、学者によってさまざまな数値が示されています。中には一日1.5個までと限定する人がいるかと思えば、一日2個までは大丈夫という人もいます。

 現在は、一日に卵2個くらい食べても、それほど血液中のコレステロールは増加しないというのが通説となっています。あまり動脈硬化症のことを恐れずに、中高年の男性はまず性ホルモンを十分に製造できるように、卵の摂取は怠らないようにした方が良いと思います。

 さて、卵と言うと色々な動物のメスに存在する訳ですが、我々が食品として摂取しているものとしては、たらこ、すじこ、かずのこなどがあります。それぞれのコレステロールの含有量は、どれくらいあるでしょうか。調べてみますと、

たらこ40gに 140㎎
すじこ20gに 120㎎
かずのこ20gに 46㎎

くらい含まれています。

 これを参考にして、こうした卵類を活用するのも睾丸の健康法として役立つはずです。

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志賀 貢

しが みつぐ

医学博士

北海道出身。医学博士。昭和大学医学 部大学院博士課程卒業後、臨床医とし て 年以上にわたって診療を行い、現在も現役医師として日々患者に接して いる。その傍ら、文筆活動においても『医者のないしょ話』『臨終の七不思議』『臨終医のないしょ話』『孤独は男の勲章だ』をはじめとする小説やエッセイを執筆。累計20万部のベストセラー『女を「その気」にさせる技術』や『知的 性生活』など、医師の立場から性を考 える書籍は常に話題を集めている。また、美空ひ ばり「美幌峠」「恋港」の 作詞も手掛け、北海道の屈斜路湖畔を臨む美幌峠には歌碑が建立されている。


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  • 2019.01.16