虐待などから子どもたちを守る「特別養子縁組」を支えるNPOスタッフの日常 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

虐待などから子どもたちを守る「特別養子縁組」を支えるNPOスタッフの日常

虐待や育児放棄などに直面する子どもは国内で約4万5000人にものぼるとされている

 

(2)滝田 正則(タキタ マサノリ) 群馬支部

Q:これまでにどんなお仕事をされてきましたか?

A:アパート管理業、派遣社員管理業など、サラリーマンとして12年ほど勤めてきました。

Q:支部パートナーとして活動しようと思われた動機をお聞かせ下さい。

A:私たち夫婦自身、不妊治療で悩んだ経験があります。その際に特別養子縁組という制度を知り、全国おやこ福祉支援センターのことを知りました。まだまだなじみのない制度ですが、しっかり活用して守れる命を少しでも守り、子どもがほしくても授からない方につなげていきたいと考え、支部パートナーとして活動することを決めました。

Q:現在担当している活動について教えて下さい。

A:NPOをみなさんに知っていただく宣伝・広告を担当しています。群馬支部として私たちの活動を県民にまず知ってもらうためには、広告やポスターが有効だと考えており、現在は書店にポスターを掲示していただいているほか、フリーペーパーに広告を出せないか交渉中です。
 実母から養親たちへの子どもの引き渡しには、2件の立ち会いをさせていただきました。実母も養親ご夫妻もとてもいい方で、お互いに感謝し合う心温まる現場を経験させていただきました。

Q:活動開始以来、お気付きになったことがあれば教えて下さい。

A:産婦人科のお医者さんでも養子縁組制度を知らない、もしくは受け入れられないところが多いことに驚いています。この現状も何とかして変えていかなければいけないと実感しているところです。物事には賛否両論があることは仕方ありませんが、きちんと説明を行い、時間がかかっても皆様に理解を深めていただくよう努力していくしかないと考えています。

Q:これからの抱負をお聞かせ下さい。

A:養子縁組の制度が社会で当たり前に受け入れられるものにしていき、社会貢献をしながら、一人の親として家族を守る生活基盤を築いていきたいと思います。

KEYWORDS:

『インターネット赤ちゃんポストが日本を救う』

著者:阪口 源太(著)えらいてんちょう(著)にしかわたく(イラスト)

 

Amazonで購入

親の虐待や育児放棄を理由に国で擁護している約4万5000人の児童のうち、現在約7割が児童養護施設で暮らしています。国連の指針によると児童の成育には家庭が不可欠であり、欧米では児童養護施設への入所よりも養子縁組が主流を占めています。

本書ではNPOとしてインターネット赤ちゃんポストを運営し、子どもの幸せを第一に考えた養子縁組を支援してきた著者が国の制度である特別養子縁組を解説。実親との親子関係を解消し、養親の元で新たな成育環境を獲得することができる特別養子縁組の有効性を、マンガと文章のミックスで検証していきます。

オススメ記事

阪口 源太

さかぐち げんた

NPO法人全国おやこ福祉支援センター代表理事

1976年福井県生まれ。NPO法人全国おやこ福祉支援センター代表理事。自ら創業したIT会社を売却後、東日本大震災をきっかけに社会起業家に転身し、NPOを設立。大阪を拠点として、特別養子縁組のサポートに携わる。著書に「産んでくれたら200万円 -特別養子縁組の真実-」(Kindle版)がある。


この著者の記事一覧