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「米朝ツイート会談」の大嘘

令和の真相⑰

◆「ねえ、さびしくないかい?」

 これを側面から裏付ける事実をご紹介しましょう。
 すでに述べたとおり、ポンペオ国務長官は河野外相にたいし、トランプのツイートから小一時間で、北朝鮮から反応があったと語りました。
 ところがポンペオ発言、じつは十分に正しくありません。

 小一時間どころか、わずか34分後、6月29日午前8時25分の時点で、北朝鮮は反応しているのです。
 それもホットラインを通じた極秘連絡などではなく、世界中の誰もが見ることのできる形で!

 北朝鮮は「DPRKニュースサービス」(https://twitter.com/DPRK_News)という英語のツイッターアカウントを持っています。
 所在地は平壌で、同国外務省のサイトへのリンクが貼られている。
 このDPRKニュースサービスが、トランプのツイートにコメントをつけてリツイートする、いわゆる「引用ツイート」を送信したのですよ。

 ならば、引用ツイートの内容はいかなるものか。
 どうぞ。

 【われらの将軍様は、あなたがどこにいるのか気にしている。
 何をしているんだろうと思っている。

 ねえ、さびしくないかい?
 それとも、誰か愛してくれる人が側にいるのかい?】

https://twitter.com/DPRK_News/status/1144748792840957954

 お前たち、やっぱりデキていたんだな!!
 ・・・と言いたくなるところですが、落ち着いて考えてみましょう。

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佐藤 健志

1966年東京都生まれ。評論家・作家。東京大学教養学部卒。1989年、戯曲「ブロークン・ジャパニーズ」で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞受賞。

主著に『右の売国、左の亡国』『戦後脱却で、日本は「右傾化」して属国化する』『僕たちは戦後史を知らない』『夢見られた近代』『バラバラ殺人の文明論』『震災ゴジラ! 』『本格保守宣言』『チングー・韓国の友人』など。

共著に『国家のツジツマ』『対論「炎上」日本のメカニズム』、訳書に『〈新訳〉フランス革命の省察』、『コモン・センス完全版』がある。

ラジオのコメンテーターはじめ、各種メディアでも活躍。2009年~2011年の「Soundtrax INTERZONE」(インターFM)では、構成・選曲・DJの三役を務めた。


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  • 2018.09.15