■歌川広重はアレンジがお好き

東海道五十三次之内 大尾 京師 三条大橋

「東海道五十三次」の絵で一躍有名となった歌川広重。彼は「日本初のあるもの」を勝手に石から木に描き替えていますが、それはいったい何でしょう?

 答えは「石橋」です。その場所は「三条大橋」!

 建築者は豊臣秀吉で、日本で初めての石橋だといわれています。
しかしなぜか広重は三条大橋を「木製の橋」にしてしまっているのです。

 広重は他にも幾つか、東海道の絵で「あれ?」というものを描いています。無いはずのものが描き加えられていたり、その天気にはならないはずなのになっていたりとか…。広重流アレンジと言えばそれまでですが、ま、それはそれで楽しみましょう。

 
次のページ 原型は江戸時代より数百年も前に出来ていた