■点を取るために試行錯誤するポジションがBK(バックス)

福田 FWのことはだいたいわかったので、次はBKのポジションについて教えてください!

スクラムハーフはちょこまか動いてチャンスを作ります

大西 まず4列目の背番号9番はSH(スクラムハーフ)、5列目の背番号10番はSO(スタンドオフ)というポジションになります。SHは、ラックやスクラムからボールを素早く、司令塔的存在であるSOにパスし、攻撃のリズムをつくるのが大きな仕事です。そしてSOは、パス、ラン、キックなどあらゆるパターンを想定し、その状況に応じて、ベストな選択が求められます。ちなみに日本では「スタンドオフ」ですが、海外では「ファイブエイス」(5/8)と呼ぶのが普通です。
 
福田 SHはパスの技術、SOはラグビーIQが必要なんですね。「ファイブエイス」って響きがかっこいいな。
 
大西 「ファイブエイス」ぜひ、ラグビー通になった暁には、うんちくとして広めてください(笑)。つぎにいきましょう。6列目の背番号12番、13番はCTB(センター)といいます。SOからのパスを受け、自ら相手陣に切り込んだり、また外のウィングの選手などにパスを出したり、チャンスを広げるのが仕事です。
 
福田 機転が利かないといけない上に、スピードも要求されますね。
 
大西 その通りです。次は、7列目の両端に位置する背番号11番、14番はWTB(ウイング)というポジション。チームで必死につないできたボールをトライにまで持っていく役目。巧みなステップで相手のタックルをかわし、独走で走り切る、スキルとスピードが求められます
 
福田 ウィングは知っていました!かっこいいですよね。
 
大西 最後の8列目は、ラグビーブームの象徴である五郎丸歩選手のポジションのFB(フルバック)。ここは守備の最後の砦であり、攻撃の最終ラインでもあります。さらには、陣地を獲得するためのロングキックを相手陣に蹴り込む能力が必須になります

 

 福田 五郎丸選手って一番後ろのポジションだったのか…。意外…。FWに比べれば、BKは「スリムでスピードがある選手」という理解で大丈夫でしょうか?
 
大西 そうですね。ただ、当然ですがBKも十分身体は鍛えてますけどね。
 
福田 ですよね笑。しかし、全体を振り返ってみると、野球みたいに背番号でポジションがわかるのは案外気づきませんでした。それぞれの役割を理解した上で、実際の試合を観るよう心がけます!

※1…ボールがタッチになった後、2列に並んだプレーヤーの間にボールを投げ入れて試合を再開する方法。「組体操」のような形で、通例ロックの選手が伸びをしてボールを空中でキャッチする。

※2…試合の各ハーフ開始時、トライがあった後、または、延長時間の開始時のリスタート。フィールド中央からボールを保有する側が、ドロップキックで再開する。

(第4回につづく)