■代替案で相手の怒りを和らげる

 そもそも、深刻なミスには、それなりの〝代償〞が伴うということを忘れてはいけません。

 値引きや無料化など、それなりの代替案をきちんと用意しておけば、相手の「こんなミスをして、一体どういうつもりだ!」という怒りにも対応できます。

「こういうつもり」を用意しておくと、怒りもおさまるのです。

 したがって、羊羹を差し出すと同時に取引上での代替案も差し出すことによって相手の腹の虫もおさまり、場合によっては「そうですか、そこまでされては逆に悪いような……」となることすらあるかもしれません。

 代替案のない謝罪など、ほとんど意味がないのです。

 怒っている相手にただひたすら頭を下げ続けても、仕方がないと思いませんか?

 ですから、「今回、○の件では取り返しのつかないご迷惑をおかけしてしまいました。

 ついては規模こそ小さくなりますが、△についてはぜひ御社とお取引をさせていただきたいと考えています」と、本来とは違う規模の取引だとしても、それなりの代替案を用意することによって、相手も「そうか、では△だけでも……」と怒りが小さくなるはずです。

 
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