季節ごとの行事が数多く伝承されてきた日本。時代の流れの中で忘れられたものもありますが、年末年始の行事には、まだまだ一般的に行われているものもあります。それにはどんな意味があるのか?年末年始のしきたりを学びなおしましょう。

■持ち帰り品と泰納品を区別しよう

 

 

 初詣に行くと様々な授与品が準備されていますが、歴史的に古いのはお札と考えられています。かつて御師が各地を巡って寺社のご利益を説いて回る際に配っていたのがお札です。今では寺社に出向いて、いただいて来るのが一般的になりましたが、注意したい点がいくつかあります。

 まず、神社でいただいたお札は神棚に、お寺でいただいたものは仏壇に祀ります。並べる順番は、神社のものなら真ん中に伊勢神宮のお札、向かって右に氏神など自分に縁の深い神社、左にその他の神社のものを並べます。神棚も仏壇もない場合は、高くて清浄な場所に、東向きか西向きに置きます。また、お札やお守りは一年ごとに新しく求めるのがよく、受けた寺社でお焚き上げしてもらうのが一般的ですが、他の寺社でも可能です。

 こうした授与品のほとんどは、受けたら家に持ち帰るものですが、絵馬だけは持ち帰ってはいけません。もともと生きた馬を神社に奉納したことが起源なので、願い事を書いたら必ず奉納しましょう。おみくじも所定の場所に結ぶ風習もありますが、どんなことが書かれていても、今後の生活の指針になりを、持ち帰って神棚や仏壇に祀るなどした方がいいのです。