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仕事効率劇的アップ!「自律神経」を整える習慣ベスト5

明日から実践してみよう。

⑤週に1日でも。4時起きのすすめ

 私は週に1回、平日に朝4時に起きる日をつくっています。

 そんなに早く起きてなにをするかといったら、自分だけの休息タイムを持つのです。

 外はまだ暗く、朝刊も届いていない時間帯。丁寧にコーヒーをいれて、それをゆっくり味わいます。

 そして、いつもより時間をかけてその日の予定を確認したり、ときには旅行の計画を立ててみたり。誰にも邪魔されずに、ゆったりと過ごします。

 わずか2時間足らずの時間ではありますが、まるで丸1日休んだかのようなリフレッシュ感が味わえ、気分よく仕事に向かうことができます。

 普通、休息というと「働いた後にとるもの」と思われがちです。しかし、それをやっているからいつまでたっても充実した休息時間が過ごせないのです。

 たとえば、夜九時まで働いて「さあ、家に帰って休もう」と考える場合。家に着くなり鞄を放り投げ、テレビをつけて「ああ、疲れた」とぐったり。こうして過ごす、寝るまでの2時間が、あなたにどんな充足感を与えてくれますか?
「もうこんな時間か。また明日も仕事だし、早く寝ないとな」という重苦しい思いだけではありませんか?

 同じ2時間を確保するなら、1日の終わりではなく始まりにしたほうが、はるかに気持ちよく過ごせます。

 もちろん、「4時」でなければいけないわけではありません。普段は8時に起きている人なら6時に、夜勤で午後4時に起きている人なら午後2時にという具合に、いつもより2時間早く起きる日をつくり、静かに最高の休息を味わってください。

『自律神経が整えば休まなくても絶好調』をもとに構成〉

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小林 弘幸

こばやし ひろゆき

1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1987年、順天堂大学医学部卒業。1992年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわる。著書に『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』(サンマーク出版)『自律神経を整える「あきらめる」健康法』(KADOKAWA)『自律神経が整う時間コントロール術』(小学館)『「ゆっくり動く」と人生がすべてうまくいく』(PHP研究所)など多数。


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