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日本は誇らしい。しかしサラリーマン文化は残念だ。

ここがヘンだよ、日本のサラリーマン⑥:外国の日系企業で働く、現地採用日本人サラリーマンの場合

■日本は誇らしい。しかしサラリーマン文化は残念だ。

「それでもやはり、自分は日本人だということを誇りに思いますし、ありがたいとも思います。これだけ多くの独自文化を持ち、それが世界中に知られる国の出身であることは、とても誇らしいと思います。穏やかで、敬意を重んじる国民性も世界に知られていますし、個人的にも日本社会は人間性善説に基づいていると思います。
 
 ただ残念な文化として、日本人サラリーマン文化というものがあると思います。勿論、いい面も沢山ありますが、一歩離れて冷静に見ると、トータルでは残念な文化だと思います。次の世代が、いい方向に変えてくれるといいですね」

 高松さんは自身が日本人サラリーマンでありながらも、色々な立場でこの社会に関わり、また違った立場でこの社会に関わってきた人との交流も多い。色々と、ユニークな見解を述べてくれた。

「ここがヘンだよ、日本のサラリーマン」というテーマで、色々なコメントを残してくれた6人。今回は英国、米国と、英語圏出身の人や、英語圏でのサラリーマン経験のある日本人に話しを聞いてみた。色々な立場で日本のサラリーマン社会に参加し、また色々な立場でこの社会に参加する人と接する機会のある読者の皆さんは、このテーマについて、どのようなコメントが頭に浮かぶのだろうか。今回の取材で、筆者の目には考察と同時に、新たな疑問も沢山浮かんできた。

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竹鼻 智

たけはな さとし

1975年東京都生まれ。明治大学経営学部卒、Nyenrode Business Universiteit(オランダ)経営学修士。2006年より英国ロンドンに在住。ITコンサルタントとジャーナリストのフリーランス二足の草鞋を履きながら活動し、「ラグビーマガジン」(ベースボールマガジン社)、「Number」(文藝春秋)、「週刊エコノミスト」(毎日新聞社)へのコラム執筆など、現地からの情報を日本へ向けて発信。BEST T!MESでは、イングランド代表HC、エディー・ジョーンズ氏の連載「プレッシャーの力」の構成を担当。


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