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5ch冒険家×カメ五郎の共通点。大胆な行動の裏にある「ネガティブ思考」

冒険家の春間豪太郎、人気野宿家のカメ五郎が待望の対談!【第3回】

旅につきものの盗難。ふたりはどんな対処をしているのか。トラブルや危険を回避するために必要なこととは? 対談第3回。

第1回:5ch冒険家×カメ五郎が語る「僕らがサバイバルの世界に足を踏み入れたワケ」】 
第2回:旅につきものの盗難。ふたりはどんな対処をしているのか。トラブルや危険を回避するために必要なこととは?

■人が嫌いなわけではないけど、「ひとり」が好き

春間 カメ五郎さんは、山の中でひとりで過ごすことに耐性はついてきたのですか。

カメ 僕の場合は、どちらかというとひとりで過ごすほうが楽なんで。かといって人を嫌っているわけではないんです。助けてくれる人もいますしね。

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春間 僕も、以前は人と接するのがホント苦手で、人の目を見て話すことさえできませんでした。それで新宿の歌舞伎町や難波で客引きのバイトをしまして、そのうち相手がどれだけ話を聞いてくれるか、ある程度判断がつくようになりました。これは海外で冒険するときに必要な能力なんです。必要だからこそ、身に付けたかった。

--おふたりとも、何度も盗難にあっていますよね。

カメ ひとりでいる山奥のテントまで訪ねて来て、中を荒らして帰る人がいるんですよ。貴重品とか持っていかれちゃって。なんでわざわざこんなところまでやってきて、そんなことするのかわかりませんね。

春間 日本だと、盗られたらそれでおしまいなんですが、海外では戻ってくる可能性がすごく高いんですよ。何の考えもなしにとりあえず盗ってみたとか。鳥が盗まれたときもそうですが、顔を見れば盗った人がだいたいわかるんですよ。

カメ 田舎の悪がきなんですよね。僕は、盗られたらもう基本的に諦めます。盗られたらしょうがない。落ち込んでる暇もない。そういう気持ちでないと野外では過ごせないのかなと思います。

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春間豪太郎×カメ五郎

はるまごうたろう×かめごろう

●春間 豪太郎



1990年生まれ。冒険家。



5chでのスレッド「行商人やキャラバンに憧れたからモロッコでロバと一緒に放浪の旅を始めたバカだけど」などが話題となり、まとめ掲示板で首位の人気となる。



主に発展途上国で動物と共に歩くスタイルの冒険を行っている。



行方不明になった友達を探しにフィリピンへ行ったことが、海外や冒険に興味を持つ最初のきっかけになる。



大学を休学して行った海外ではスラム街に入り浸り、ヒッチハイクや野宿などを繰り返して危機管理能力を高める。国内では歌舞伎町や難波、祇園で客引き系の仕事をして交渉スキルを磨く。



護身用に、師と仰ぐ人物からキックボクシングを教わる。また、フィリピンのナイフ術も身に付ける。国内外の様々な場所へ赴き、これからも動物たちと世界を冒険していく予定。



ツィッターアカウント:@go_haruma



 



●カメ五郎



1988年生まれ。サバイバル愛好家。野宿家。



2010年から「多摩川自給自足生活」をはじめとするサバイバル生活の模様をニコニコ動画にアップし、注目を集める。大型哺乳類に加え、比較的解体法が確立されておらず、資料も少ない爬虫類などの屠殺技術も有する。昆虫食などの衝撃的な食生活も話題に。アウトドア雑誌『Fielder(フィールダー)』の看板連載「サバイバリスト・カメ五郎の自給自足失敗談」では豊富な動植物の知識を披露し、アウトドアファンから熱狂的な人気を得ている。


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  • 春間 豪太郎
  • 2018.03.20