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5ch冒険家×カメ五郎が語る「僕らがサバイバルの世界に足を踏み入れたワケ」

冒険家の春間豪太郎、人気野宿家のカメ五郎が待望の対談!

■アウトドアで大切なものは「針と糸」

春間 モロッコの旅のときにサボテンを見て、これをちゃんと処理できたら、水分とれるのになぁ、と思いました。

カメ サボテンは重要な植物ですね。水分だけでなく、トゲは裁縫の針にも使えますしね。

春間 ああ、それはいえます。糸と針があれば、テントや幌の修繕もできますし。

カメ アウトドアで意外に大事なのは「糸と針」だったりするんです。天然であの細さ、鋭さ、丈夫さをもつサボテンのトゲは優秀だと思います。トゲは活用の場が多く、トゲトゲのある木の枝を川に沈めておけば魚が捕れます。

春間 カメ五郎さんは仕掛け罠もよく作られますよね。それは多摩川で学んだのですか。

カメ いえ、子どものころから野山遊びばかりしていまして。というか、近所の家は山ひとつ向こうみたいな秘境で育ったので、そんな楽しみしかなかったんですよ。おかげで、人が多い都市部ではコミュニケーションが取れない人間になってしまいました(笑)。

春間 そうですかぁ。愛されキャラじゃないですか。

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カメ いろいろな批判も受けますよ。動物を解体して食べる行為に対してとか。まあ、普通の人はそう思うでしょう。

春間 でも、人が食べる肉も誰かが屠畜し、解体してくれているから、われわれの口に入るわけですからね。このことは、もっと考えてもらいたいと思います。

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はるまごうたろう×かめごろう

●春間 豪太郎



1990年生まれ。冒険家。



5chでのスレッド「行商人やキャラバンに憧れたからモロッコでロバと一緒に放浪の旅を始めたバカだけど」などが話題となり、まとめ掲示板で首位の人気となる。



主に発展途上国で動物と共に歩くスタイルの冒険を行っている。



行方不明になった友達を探しにフィリピンへ行ったことが、海外や冒険に興味を持つ最初のきっかけになる。



大学を休学して行った海外ではスラム街に入り浸り、ヒッチハイクや野宿などを繰り返して危機管理能力を高める。国内では歌舞伎町や難波、祇園で客引き系の仕事をして交渉スキルを磨く。



護身用に、師と仰ぐ人物からキックボクシングを教わる。また、フィリピンのナイフ術も身に付ける。国内外の様々な場所へ赴き、これからも動物たちと世界を冒険していく予定。



ツィッターアカウント:@go_haruma



 



●カメ五郎



1988年生まれ。サバイバル愛好家。野宿家。



2010年から「多摩川自給自足生活」をはじめとするサバイバル生活の模様をニコニコ動画にアップし、注目を集める。大型哺乳類に加え、比較的解体法が確立されておらず、資料も少ない爬虫類などの屠殺技術も有する。昆虫食などの衝撃的な食生活も話題に。アウトドア雑誌『Fielder(フィールダー)』の看板連載「サバイバリスト・カメ五郎の自給自足失敗談」では豊富な動植物の知識を披露し、アウトドアファンから熱狂的な人気を得ている。


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  • 春間 豪太郎
  • 2018.03.20