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梅雨が来る前に「買ってはいけない」あの時計

【世界一わかりやすい時計の話(4)】とっても奥が深い腕時計の世界。ウンチクから注目のモデルまで、わかりやすく解説します。

とっても奥が深い腕時計の世界。ウンチクから注目のモデルまで、わかりやすく解説します。
今回のテーマは「夏に向かって買ってはいけない時計」。
夏の前には、あの季節がやってきますよね? そう、正解はーー。

レザーベルトのお手入れは、繊細さをもって。

■ 正解は「レザーブレス」ーーその理由とは?

 ボーナスも近づいてきたし、そろそろ時計のラインナップも増やしたい時期ですよね。ただ、これからの季節、時計購入時に気をつけなければいけない事があるのです。それは、レザーベルトの腕時計。レザーは湿気や水気に弱く、湿度の高い日本の梅雨と夏は革にとって厳しいのです。汗や雨は確実にレザーにダメージを与えてしまいます。高級時計の購入を考えている人は、特に要注意。純正品ならレザーベルトの交換だけで、ウン10万かかることも珍しくありません。できれば、ステンレスやラバーなど、湿気や水に強い素材をベルトに採用した時計を使いたいところですが、どうしてもレザーが欲しい! という人は、日々のメンテナンスをしっかり行って、レザーベルトの寿命を少しでも伸ばしてあげましょう。

 

 では、どのようなメンテンスが必要なのでしょうか? 時計を使ったら、外すときに柔らかい布で丁寧に拭いホコリや汗を確実に除去しましょう。これは基本中の基本です。細かいホコリはそのままにしておくと革に付着してしまいます。その日付いたホコリはその日にキレイにしてあげるのです。また、雨に濡れてしまったらまずは水分を拭い、通気性のいい場所で陰干ししましょう。他の時計を持っていたら、濡れてしまった次の日は、別の時計を使い、レザーベルトを休ませてあげてください。余裕があれば、市販の替えベルトを用意し、ローテーションすることによって、革ベルトの寿命を大幅に伸ばすことができます。革靴が好きな人は、靴用のメンテナンスクリームを使うこともできます。ただ、使用量には注意。革靴一足で米粒ほどのクリーム量で十分なのですから、時計のベルトの場合は本当にちょい付けで大丈夫です。

 レザーベルトはケアしないとあっという間に劣化してしまいます。ただちょっとした気遣いで、長持ちさせることは可能です。手間はかかるかもしれませんが、その分、愛情が湧くかもしれませんね。

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