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円満な夫婦ほど「察してもらう」コミュニケーションはしていない

実録 夫婦関係がうまくいっている人のコミュニケーション

■“見える家事”は夫が多く負担すべき

□トイレットペーパーのストックを買っておく
□ゴミを分別し、ゴミ箱に袋をセッティングする
□洗面所の手拭きタオルを交換する
□町内会の会合に参加する

 これらは、夫が家事だと認識していないけれど、妻側が家事の一環でやっている“名もなき家事”“見えない家事”と言われている家事の一例だ。
 家事として認識されづらいため、夫側がいくら家事をしているという自負があったとしても、妻側は「まだまだ足りない」と感じ、不満が生まれてしまうのだ。

「先ほどの地味な育児の事務作業しかり、“名もなき家事”しかり、夫が得意としない分野を私がしているので、夫は“見える家事”を多く負担するべきなんです。これでもかと指示出しをすることで、6:4ぐらいの割合で育児・家事を分担できていますし、結果的に“協力的な夫・父親”になっていると思います」と岩本さん。

 家事量はクリアしている夫に対しての要望をうかがうと…。「洗濯物の干し方が雑だったり、浴室の排水口に石鹸カスが残っていたり、そういった家事の質に関しては、まだまだ改善の余地はあると思います」と、手厳しい岩本さん。ただ、細かいことをいちいち指摘すると、夫のやる気が損なわれてしまう危険性も。「強く言うと雰囲気が悪くなるので、感謝の気持ちと一緒に、『次からこうしてね』と提案型でさりげなく伝えています」というふうに、伝え方にも一工夫。

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