京阪プレミアムカーを使って叡山電車「ひえい」に乗りに行った |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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京阪プレミアムカーを使って叡山電車「ひえい」に乗りに行った

豪華な雰囲気が好ましいプレミアムカ―と奇抜なデザインが目をひく「ひえい」

 地下を走り、北浜、天満橋と各駅に停車し、地上に出てJR大阪環状線などとの乗換駅京橋で多少乗客が増える。ここから、やっと特急らしい走りっぷりとなる。複々線の真ん中を颯爽と進み、いくつもの駅を通過して行く。市街地や住宅地が続き、広大な車両基地の脇を高架で駆け抜け、寝屋川を通過、京橋を出て15分程で枚方市駅に到着する。完全な都市近郊区間ではあるものの、静かでゆったりとした車内は別世界のようだ。

「ひえい」車内

 その後、樟葉(くずは)に停まり、京都府に入るあたりから右手に石清水八幡宮のある男山が見えてくる。やがて木津川、宇治川(淀川)と立て続けに鉄橋で渡る。このあたりが京阪本線の車窓のハイライトであろう。
 京都競馬場の脇を通過し、宇治方面の乗換駅中書島に停まると、その先は京都市内なのでこまめに停車し、東福寺を通過し、JR東海道本線の下をくぐると地下へもぐる。三条駅からは1989年(平成元年)に開業した鴨東線(おうとうせん)に乗り入れるけれど、本線が続いているとしか思えない。
 淀屋橋駅を出て54分で終点の出町柳駅。少しづつ乗客が降りて行ったためか、終点で降りたのは数人だった。アテンダントさんに見送られて下車し、エレベータで上の階へ行く。

 

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