18-22歳が「それでも洋服にお金をかける」理由。
SJ4月前半特集【18-22歳のリアルファッション白書(4)】
■服以外に、趣味がないので…。
最近買ったお気に入りのヴェトモンのプルオーバーパーカを羽織って遊びに来た19歳、大学生の祐介。1ヶ月で自由に使えるお金は10万円程度で、そのうち8万円をファッションにつぎ込んでいるという。
「洋服以外だと、ご飯代ぐらいにしか使わないです。他にこれといった趣味がないので…。好きなブランドはプラダで、おしゃれだと思う人は、YouTuberのカワグチジンさんです」
そう語る彼の足元にはプラダのシューズが。しかしそれに合わせるボトムスはユニクロ。H&Mなどの日本上陸を機に原宿でバリューとハイブランドの組み合わせが流行り定着して10年弱、この辺りのハイ&ローな着こなしセンスも、今の18-22歳にとってはネイティブな感覚なのかもしれない。
■僕がお金をかける理由は「ストレス発散」
続いて話を聞いたのは、今はバイトでアパレルの販売員をしているという21歳の知則。彼もまた、YouTuberのカワグチジンをおしゃれな有名人にあげ、洋服に使う金額も1ヶ月に8万円と同じ。好きなブランドはマルタン・マルジェラとハイブランド好きに見えるが、コートはHAREで、インナーはユニクロ、ボトムスは古着と着こなしはハイ&ロー志向だ。
「(最近の若い人は服を買わない?)人それぞれですよね。買っている人は買っている。僕が服を買う理由は、ストレス発散です。唯一の楽しみ!」