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10年後には、世界の半数の車が自動運転EVになる

識者に聞く、2040年のモノとわたしたちの生活〈前編〉

■自動ブレーキや、自動運転の技術は確立されている 

「未来は明るい」と語る齋藤和紀氏。(写真:今井祐治)

「国内の自動車事故で年間3000人以上がなくなっているように、人間は機械や技術をいまだ使いこなせていない部分がある。しかし今後は、AIが人間と機械や技術の間に入り、上手く使いこなせるようになっていくでしょう」

 2022年「北米での自動運転解禁」、2028年「世界の半数の車が自動運転EVになる」という未来も示されている。自動運転でいえば、すでに自動ブレーキや自動運転の技術は9割方確立されている。今後、技術の発展によって、これまでの人間のスペックではコントロールできない部分がでてくるかもしれないが、それをAIがアシストしてくれるようになる。

 非常に大きな動きとしては、2050年頃に地球規模のゼロ・エミッションを達成できるのではないかという予想もある。ゼロ・エミッションとは、生産や廃棄、消費に伴って発生する破棄物を有効利用し、特に二酸化炭素の排出をゼロにすることを目的とする運動だ。

「エネルギー源を石油に頼らない社会であり、今では想像もできないと思いますが、2030年代にはそのロードマップが見えてくると予想されています。そうなると石油産業が壊滅的な状況になりますが、すでに石油産業大手は他のエネルギーやビジネスモデルへシフトしつつあります」

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