一般的には馴染みの薄い専門的な用語が多く、その性能や機能も多岐にわたる深淵な腕時計の世界。そんな腕時計を語るうえで欠かせない基礎知識&基礎用語を徹底解説していくシリーズ。

第2回は「腕時計のディテール分類(前編)」をお届けします。
 

「基本名称」を覚えたら、
次はその「分類」を把握すべし!

 前回はもっともベーシックな「アナログ3針時計」をベースにして、基礎のさらに基礎の用語に絞って紹介したが、連載2回目となる今回は、その中でも「ケース」の形状と素材、そして「ブレス/ベルト」の分類について、それぞれ基本となる5タイプを紹介していこう。

 

「ケース」の形状&素材5選

時計の種類によって素材や形状は多種多様

 時計には「ムーブメント」と呼ばれる駆動のための内部機構があり、ケースで外装することでそれを保護、格納する役割が。そのムーブメント自体が丸い形状なので、ケースも自然とラウンドを採用するケースが多い。

 

【ケースの形状編】

ラウンド

ラウンド

最もポピュラーな「丸型」

 機密性や防水性、また文字盤の見すさなどの観点から、最もメジャーな形状として普及している。

 

 

トノー

トノー

ドレッシィな「樽型」タイプ

 フランス語でトノーは「樽」を意味する。1910〜1930年代のいわゆるアール・デコ期に流行した型。

 

 

スクエア

スクエア

ビジネスにも対応する「正方形」

 別名“カレ”とも呼ばれるタイプで、縦横比率がほぼ均等な正方形シルエットのことを指す。

 

 

レクタンギュラー

レクタンギュラー

クラシカルな「長方形」ケース

 縦に細長いシルエットで、古典的な雰囲気を醸し出す。縦横の比率は商品によってそれぞれ異なる。

 

 

クッション

クッション

「座布団」のようなフォルム

 丸型と角形の中間に位置する形状で、柔らかく穏やかな印象を与えてくれるのが特徴的。